調査しても出てこない数字の準備の仕方。 | ITコンサルが語る よりわかりやすい 情報処理技術者講座

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新居浜の現役ITコンサルタントが、
「情報処理技術者試験の合格」を目指す人にとって
役立つ情報、事例、コンテンツ、思考法 ・・・などなどを
のんびり綴ってゆきます。

報処理技術者試験というのは、

その道の専門家が受験するよりも、


   将来


その道でやってゆきたいという、いわば、


   未経験者


が受験することが


   圧倒的


に多くあります。





ですから、午後2で書く論文では、 なかなか


   具体的


に書けなくて、苦しむ方が

多くいらっしゃいます。







今日はそんな、やり取りです。

 

前回のアドバイスをもとに論文の修正を行いました。

 

ただ、定量面での表現ができてません。
実務経験はなく、いろいろ調査しましたが、うまく調べることができませんでした。
売上高や順位などは、調査できたものの、BSCの観点で、例えば、

 

 不良品の出荷率○%軽減

     ↓

 顧客満足度○ポイントアップ

     ↓

・顧客当たり売上高○%アップ
・全社売上高○%アップ

などが、具体的に、数字が調査できません。
(ST フルサポ受講生、栃木)

 

この悩みは、切実な悩みであると同時に、

きちんと準備している方にとっては


   チャンス


であることを示唆しています。

{E24A22F1-E8DF-4786-8090-8DBF2241B557}


だって、ここができていれば、


   ( ̄▽ ̄) ちゃんと

   準備して来ました!


というのが、


   はっきり


採点者に伝わるからです。 d( ̄▽ ̄)

 

> 具体的に数字が調査できません

では逆に、〇〇様が顧客の調達部や、
生産部の偉いさんだとして、どの程度の

 不良率

の発生なら許容できるでしょうか?

もちろん、ゼロが理想的ですが、
それぞれの業界的に

 1年に程度なら、まぁ・・・ 

とか、

 いやいや、(リカバリする条件で)
 年にあったらアウトだろ

などなら、感覚的に算出できませんか?

また、顧客満足度で売上アップの観点も
定量的な強い相関とまでゆかなくても、

 調達先を決める際の条件

をいろいろピックアップしてみて、
「不良率が少ない」という条件が

 10個の条件

に入っていれば、10% アップする、
20の条件なら 5%アップする など
ある程度、こじつけでも構いません。

重要なのは、その整合性を

 整理

しておき、論文を書く際に、
多少テーマが変わっても、

 さらっ 

と、一貫性をもって出せることです。

お昼休みなどに、メモ帳片手に、
書き出してみては如何でしょうか?

 


直なところ、採点者は 数字が


   正確かどうか?


を見分ける術はありませんし、

経営判断をするのではないので、

その妥当性や、正当性が重要では

ないのです。






採点者は、論文の採点基準に沿って


   一貫性


しか、チェックしません。 d( ̄▽ ̄)





ですから、ある程度の妥当性のある内容を


   定量的


に示し、論文の採点基準である


   具体性


を増すようにすることが、事前に論文

対策をする上で、重要になってくるのです。

 


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