パッション(The Passion of The Christ) | Oh! たにぃ’s Reloaded

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やっとこさ、ブログ歴全体のお引っ越しをここに果たすことが出来ました。今はTwitterメインなのですが、時々まとめて記事も挙げたいなぁ(希望)どうぞよろしこ。

パッション」とはキリストの「受難」のことだそうです。でも、COBUILDを見るとpassion1.Passion is strong sexual feelings towards someone.2.Passion is a very strong feeling about something or a strong belief in something3.If you have a passion for something, you have a very strong interest in it and like it very much.なーんて書いてある。で、僕的にはこれが気になってしまい、ついつい本家サイトを見に行ったら、ABOUT PRODUCTIONのなかに“The Passion” (taken from the Latin for suffering, but also meaning a profound and transcendent love) refers to the agonizing and ultimately redemptive events in the final 12 hours of Jesus Christ’s life, of which there are four separate accounts in the New Testament of the Bible, and the legacy of which has been reflected upon for the last 2000 years. The powerful imagery surrounding The Passion has long inspired the artistic imagination, becoming a deep and abiding influence in Western painting as well as inspiring numerous motion pictures in the last century.という話が出ています。つまりパッションとは受難なんだけど、かつ神様の深い、常識を超えた愛をも得たことをさしているんだとわかり、あっなるほどと腑に落ちたわけです。キリストの神に対するPassionと言うことならなるほどなぁ・・・と。で、ここまで書いて映画ですが・・・・・いやぁ・・・http://www.sankei.co.jp/news/040226/bun065.htmまぁ、ストーリー的には全世界で最大級の規模の人が知っている内容ではありますが、これを映像化したことにどういう意味があるのか・・・それこそ争点なのではないかと思います。僕が感じたことは、「人の業の深さ」「立場により突き動かされる現実」「それでも存在する神の愛」でしょうか。僕は無宗教なので、本来は信仰的な話は一歩引いた形で考えています。で、この映画も一歩引いて見ていました。ですが、そもそも映画の描かれ方もかなり頑張って中立的に作られたものではないかと思いました。もちろんそれぞれの立場の人はそれぞれのことを言いますが、、、、例えばhttp://www.passionforum.jp/news.htmlのサンデー毎日の記事にでてくる超教派のキリスト教伝道団体である「日本キャンパス・クルセード・フォー・クライスト」の岡野啓子さん(39)の「テレビゲームは敵を殺しても痛さがわからない、バーチャルだと言われる。だったらこの『パッション』を観て、キリストの苦しみと痛みを実感してほしい。人のために痛みを引き受けることがどれほどつらく、しかしどれほど素晴らしいことかがわかってもらえるはず」しかし、この映画は観る前にそれなりに目をそむけなければならないほど、人が死んでしまうほどショッキングな内容であることを知り、その上で観るか観ないかの選択をきちんとするべき映画だと思います。僕自身も手段とはいえ、よくまぁ、ここまでやったね・・・と言葉もしばらくない感じでした。ぶっちゃけ12時間かけたなぶり殺しですから。。。人はそこまで残酷になれる、時としてその残酷な行為に恍惚感を覚える可能性がある、そしてそういう部分でまた真似をする人までいる・・・・・とにかくこの後には心のカイロが必要でした。※ちなみに話題になっているムチのシーンですが想像したくないことが現実に目の前で起こります。ここらへんで僕の横3つくらいはさんだところで観てた女性は嗚咽し始め、その後ずーっと鼻をすすりながら泣いていました。最後の十字架もCMでごらんになっているでしょうが、そこからごまかしが入るのを期待しますが、期待は見事に裏切られます。。。。でも、人間はそういうことを現にやってきているし、道具やなにやらが変わっても、そういうものをどこかに潜ませているのが人間なのだということです。。。イラクでつかまっちゃった人たち・・・あなた方の思想には頭が下がりますが、そこまで想定していますか?