西葛西 | 墨谷を探す旅

墨谷を探す旅

ちばあきお先生の不朽の名作「キャプテン」「プレイボール」の舞台となった墨谷の所在地を突き止める地味なプロジェクト

この土日、高校野球観戦で江戸川区球場へ2日連続で行ってきた。球場の最寄り駅は東西線の西葛西(にしかさい)駅。西葛西といえば、「男女7人秋物語」で大沢貞九郎(片岡鶴太郎)が住んでいたのがこの辺りだった。

 

 

仕事を終え、西葛西駅に着いた貞九郎(右手前の白ズボン)。

 

 

スーパーに寄って帰る貞九郎。正面はパチンコ店。

 

 

現在の西葛西駅北口。江戸川区球場は昔から何十回と(ひょっとすると100回以上?)訪れているが、実は駅の北口側に来たのは初めて。いつも南口から出て球場に向かい、帰りも南口からというパターンだからだ。

 

 

同じパチンコ店が残っているが、だいぶ外観が違う。このビルは1987年10月に完成したそうなので、ちょうどドラマが始まった月にあたる。できてすぐの頃に撮影したのだろう。

 

 

ここが貞九郎の住んでいたマンション。この辺りは南葛西という地区で、西葛西駅からはバスで20分以上かかる。京葉線の葛西臨海公園駅や舞浜駅が開業したのは88年だから、ドラマ放送の翌年。当時はこのマンションから都心に出るには西葛西駅か隣の葛西駅に行くしかなかった。今でも、野球観戦のついでに気軽に行く場所でないことは確かだ。

 

貞九郎のマンションからは東京ディズニーランドが見えた。TDLの方角、角度を考えると、貞九郎は正面の建物の最上階かそれに近いフロアの物件に住んでいたと考えられる。このマンションは多くの棟から成る大規模マンション。86年3月から建設が始まったそうなので、ドラマ当時は新築ほやほや。だが、今となっては古さが目立つ。

 

 

目の前が旧江戸川。その上を湾岸道路、首都高、京葉線が走っている。鉄橋の向こうにかすかに見えるのがTDL。

 

 

舞浜大橋の鉄橋側に来てみた(思いっきり遠回りしないと来れなかったが…)。TDLはやはりよく見えない。