雨が降り花は散れども 空に懸りし鮮やかな7色の虹 | ツンデレさんのブログ

ツンデレさんのブログ

べ、べつにあんたなんかに読んでほしいとか、思っていないんだからねっ!よみたい?んじゃあ、勝手に読めばいいじゃないの!し、しらないんだからっ!

2019年3月8日(金)に「Wake Up, Girls!」の「解散」のコンサートである「FINAL LIVE ~想い出のパレード~」を見てきました。 で、その感想を書く前に、長々と参加に至るまでの苦悩をかいてしまって、感想書いたら埋もれるから記事を分けたよ。

前日の松田利冴さんからのFiveStarsのお渡し会から帰宅して、風呂入ったり飯食ったりとかして だいぶ遅くなったので、当日起きたのは結構遅かったですね。 で、Twitterを眺めていたら「物販売り切れ」とかいうのが続々と。 あれ、確か会員先行(公開リハーサル参加者)とかで9:00ぐらいからのはずなのに 完売とか、もっと用意しておけよ(基本やつらは買うと思うよ)、 とか、 一応一般の分は別に用意してるという話もあったので、「パンフレッドぐらいは遅めに行っても大丈夫だろうな」と 思っていました。 ずいぶんと甘い考えしていましたね。 ただでさえぼっち行動なわけだから、早い時間に行っても時間つぶすのが大変だったのでね。 行きは家を12時過ぎに出て(この時点でやる気ねーと言われても仕方ないワイ)、
自宅→(徒歩)→押上→(半蔵門線・定期)→大手町→(徒歩)→東京→(宇都宮高崎線)→大宮→(徒歩・途中食事)→さいたまスーパーアリーナ
こんな経路で移動。さいたま新都心でなぜ降りないかというと「飯が食べたかったから」。本当は東京駅で食べておきたかったんだけど、目ぼしいのがなかったんだよね。 お昼は「つけめん102 大宮店」でつけ麺を食べる。結構手が込んでたので見ていてよかったし、美味しくペロリと頂きました。

腹ごなしで徒歩で会場まで歩き、着いたのが3時だったのですが、「ライブグッズの全部完売なので物販ブース撤収」(CDとかは別のところであったのですがね) ということで、空になったテントがずらっと並んでいました。 実際には完売はもっと前だったらしいですが…。 まさにシャッター通りならぬ空のテント通り。 改めてワグナーの勢いを感じました。 物販並ぶかなと思ってたのに無いもんだからぶらぶらとすることに。 賑やかしくもある一方で、どことなく重い空気もあり。 色紙(というかフラッグかな)集めていたり、 ブロマイドとかの交換していたり、 何だかんだ楽しそうにやっていましたね。 WUGってアイドルなんだよなぁ(そういうスタンスで参加したわけではない)と改めて感心しました。 まだ時間があるので、SSAの駅から反対側へ。 昔、イトーヨーカドーがあった場所にはヨドバシカメラが入っており、 電池をそこで購入しました。 イトーヨーカドーのときに3階にあったCDショップ(バンダレコード)にはちょいちょいお世話になりました (日笠陽子さんのシングルやアルバムを購入していました)。

時間をつぶすうちに開場時間が迫っていたので、入場待機列へ。 開場時刻になり、無事入場。 中にはフラワースタンドが並んでいるんだろうなぁと思ってたら フラスタ出すぎでしょ!300はあったでしょ! これ、じっくり見たら1時間じゃ終わらねーだろ!!! 席に着いたのは10分前とかでしょうかね。 場所は200レベルですが、ステージサイド(上手側)でした。 おい、 2日前購入でいい座席出すんじゃないよ!!! もちろん、スクリーンの映像は見にくいのですが、そんなのは承知の上なので問題なし。 (でも、映像の演出もすごかったりするのよね、円盤買って見直せってか!?w)。

開演して、WUGを送りだすスタッフたちのボイスドラマから始まり、 制服姿のWUG7人がSSAに集まるというOP映像が流れました。 制服姿のWUGは各メンバーの出身地にツアーで回った際に一緒に撮影したらしいですね。 SSAに集まった7人、後ろの方雨でぬれていたような気が(これは見返して確認しよう)。 ちなみに平日のSSAって人っ気がないんですよねぇ(行ったことがあるので体験済み)。 感慨深いドラマからの「タチアガレ!」でライブスタート。 ここでまずいことに気づきます。 「電池交換してないじゃんか!」 ペンライトは電池そろそろ切れるよというランプが。 しなきゃいけないなぁとは思ってたの完全に忘れてました(すべてはフラスタが多すぎたせいだと押しつけておくが当然自分が悪い)。 電池買ったのに。ごめん! 自己紹介をしているあたりで交換していました。すまんな。一番ペンライトを頑張るタイミングなのにな。

実は自分の右隣、よりステージサイドになるところには最初客がいなかったんですが (そりゃあ見切れ&2日前購入なんじゃ開いていて当たり前じゃん)、 しばらくしてから人ががわらわらと。 いつの間にか右横も全部埋まってました。 色々配慮した上での座席変更などがあったそうですが(するのが凄いわ)、 まさにワグナーに四方囲まれる形になったのですよ(オセロ的にはワイもやん)。 正直な話、 7人の雄姿だけを見に来たんじゃなくて(女性だから雄はちゃうだろというのは野暮)、現地にいるワグナーがどう応援するのかも見たかったので 後ろの方でよかったんだけど、そうはならなかったですね。 あと、右横の人(女性?)、物販のグッズ持ってる…w

一応予習段階(とはいうけど、1月に発売されたベストアルバムを聴き流すだけ)で「これは歌わないとアカン」「これ歌わないだろ」とか「これ最初だろ」とかをざっくり考えるわけですが、考えるんじゃない、感じろ、なセットリストだったわけですね。 アニメの中のキャラクター7人のこともアイドルとしての7人のこともほとんどわかっていないし(ましてや7人の顔と名前が完全には一致していない)、 今日は「声優ユニット・アーティストのWake Up, Girls!」のパフォーマンス&レスポンスを見に来たんだからね(端的に言うと「箱推し」)、と思ってはいたけど、圧がすごかったね。

「タチアガレ!」で始まり「タチアガレ!」で締めるセットリスト、 私たち(WUG)は名もない7人の少女たちだったけど、そこから地を這いつくばってやっと立ち上がったんだ、 そしてこれからも立ち続けて行くんだ、 という強い意志を感じました。 その一方で制服姿はなぜ可愛らしくも見えるのでしょうか。 一番最後はワグナーという8人目のWUG(?)も含めてともに新しいステージに立とうという強い絆が見れた気がします。

どの曲だったか記憶から抜けているので誰かが補ってほしいのですが、スクリーンに過去の同じ曲のライブ映像を流したり 今ちょうどやっているのを写したりと「過去と現在そして未来はつながってるんだ」「私たちここまでやってきたけど、これ以上の見せるからね」 という演出もあったり。

「One In A Billion」は光の演出でMay'nさんの「白」のスポットライトがあったようです(これは映像を確認しないと)。 Wake Up, May'n!などのあたりはWUGちゃんたちは立派なアーティストだったよなぁと感慨にふける。

「素顔でKISS ME」、7人が並ぶと、可愛さだけでなく綺麗さや色気までもが重なり互いを引き立てるもんだから、 心の声で7人が「誰推しにするのよ、選びなさいよ」「何で私を選ばないのよ」といううらやましい圧も勝手に感じたり、 そう言われても選べないよと懺悔の念で土下座したくなる、 そんな胸の苦しさも覚えました(DDは病とかいうな!w)。

ソロのキャラソンのコーナー(やるんだと思いましたが)のメドレーで1人ずつのトロッコにのるのかよー。 ソロだからってはけたくなかったというメンバーの後日談もあったようで、歌う番じゃない子までもが楽しそうに踊ってましたね。 こういうとき近くに来るメンバーのカラーにするか、今歌ってるメンバーのカラーにするか迷うじゃん。 結果、近くにいるメンバーカラーという形で統一されたおかげで会場全体が虹のように7色に分かれていましたね。 正確には水玉模様のような。これ、上から見たらすごくきれいなんだろうなぁ…。

「HIGAWARI PRINCESS」は自分では勝手に歌わないんじゃ、と思ってました。 ちなみに、いつぞやかのツアーでプリンセス制度があったというのはみにゃみのFSで聞いた入れ知恵。 でも流れた瞬間に「これ、7人が全員プリンセスじゃなかったらまずいんじゃ」とも思ってました。 どうも、DDな素人です。 7人がめでたくプリンセスになれたので(元からそうだろうよ)めでたしめでたし。 この曲は本当キュートよね。

少女(Girls)は幼いときという眠りから覚め、大人の女性(Ladies)への歩みを踏みしめて行く。 「雫の冠」のしっとりした7人のハーモニーからの「少女交響曲」、このあたりでは目から汗がね出るよね(遅い?)。 ゴールも熱い厚い熱い! そういやWUGって本当に純粋に幸せな楽曲って少ないんじゃないの(という印象)? もっと笑顔いっぱいの元気な曲を歌ってもらって聞きたかったなぁ と誰目線かわからない後悔を勝手にしてました。 女子は笑顔が一番似合うのだから。

アンコール前の新曲パート。WUGの起承転結を鮮やかに魅せてくる。 「海そしてシャッター通り」は東北への想いもこもり、7人の歌声がジンと心にのしかかる。できるなら時間を巻き戻したいとすら思う。 「言葉の結晶」はWUGがWUGとなるべく出逢う7人の喜怒哀楽が詰め込まれているのかなぁ、と。 1人1音のパートはまさにWUGの結晶を表しているのかとすら感じる。 「土曜日のフライト」って今日金曜だぞ、明日からどこかにいっちゃうの、という寂しさもある。 綺麗におめかしして、新しい素敵な世界に向かうのかな、と。 「さようならのパレード」 本人たちも語っている通り(?)私自身は「タチアガレ!」と対をなす曲だと感じました。 ああ、もうすぐWUGとはさようならなんだなぁと。 でもお別れはちゃんと笑顔でね。

アンコールのコール「Wake Up Girls」でしたが、 案外言いにくいんですよね、これ。音節の語数的に足りなくなるし、早口で回さないといけないし、力強く言わないと声にすらならない。 それを必死に紡いで大きな音になって会場全体を響かせ、さらには 広い会場でそろうんだから、 ワグナーは誇っても罰当たらないどころか福が舞い降りると信じてる。 並大抵のことじゃできないよ、あれ。 他現場から来たSightseeingな私が感じたんだから。 私も叫んでいたのはここでの内緒(リズム取りでペンライトの独特な振り方してましたな)。

アンコールからの「SHIFT」。椅子を使ったパフォーマンスで、どことなくエロティックな部分もありながらも、 解散して一人一人で突き進まなきゃいけない中で 声優(役者)として作品のオーディション通るのかな不安だなという一面も垣間見えました。 声優ユニットとしてのWUGは解散しちゃうけども、 7人が演じてきたアイドルWUGも 7人が過ごしてきた家と呼べるWUGも これから先ずっと残り続けるんじゃないかと勝手な自信を感じている。 アイドル云々の話は機会があったらまた。

ダブルアンコールで衣装を着替えて「Polaris」。 私が良く見るライブだと、アンコールは基本当日売られるグッズのTシャツをベースにしたものなわけだけど、 それから更に着替えて登場するとかある意味反則じゃないですか、ずるいっしょ。 会場が白に、赤に、綺麗に変わる光景見れたのが驚きでした。 ちゃんとコールできていなかったような今日だけの人だったけど、 自分も頑張って変えたよ。 それを含めて綺麗だった。

「Polaris」が披露される前に7人がそれぞれしたためてきた手紙を読むパートが。 そう言えば、今回、幕間にスクリーンに色々な映像が流れるというのはあっても(「WUGちゃんねる!」の特別映像や作品中でライバルや後輩だったキャストからのメッセージ)、 いわゆるMCというのがなかったんですよね。 MCというとボケ合戦が始まるというのがよくある話ですが、それを排した形で 「歌で踊りで気持ちを伝えるんだ」というのが感じられました。 7人それぞれの用意してくる便箋と封筒もばらばらなんですね。 内容も涙が多めですが笑いありとこれも個性的なものが並びました。 (ちなみにみにゃみは直後の水曜FS(3/13放送)のときの方が泣いていました)。

トリプルアンコールが発動するのは必然的でしたが、本当にやるのね、と。 そこで歌われた「タチアガレ!」の熱さはどこからやってきたの?という気合の入り様(自分も)。 最後は「We'll be back!」といいたげな感じのように降りて行きました。 実は更にアンコールが上がったのですが、10時も過ぎて色々と大変なのですぐやんでしまいましたね。わぐらぶのお見送り会もあるからね。 終わった直後は完全に放心状態でしたね。

他にもこの曲のここがいいというのがあると思うのですが、脳がオーバーヒートするし、これは他の人たちの感想を見聞きして補完した方がいいですよね。三時間半の公演はまさに Final=「究極」の名に恥じないライブでした。 文才がないので、その良さを伝えられないのが残念ではありますが。 これ、(絶叫)上映会やら解説付きの上映会必要でしょ。

FinalじゃなくてLastを選ばなかったのはなぜなのかを考えました。 Lastには「続く」という意味もあるので、声優ユニット・アーティスト「Wake Up, Girls!」はこれからも活動続くよ と誤解させるのではなく、 「これで本当に終わりなんだ だからこれまでで一番究極の域に達したい」 という力強さの表明だからこその「Final」だったのですね。 ではなぜBestを選ばなかったのか。 銘打たなくたってBest(最高)にしてやるから言わんでもいいやろ ということでいいんですよね?

ともあれ、いいものを見れました。失礼な話ですが、今回がWUGのワンマン初めてなので 「美味しいところしか食べられていない」ひどいやつですがこのような素敵な場になったのはWUGの7人にそれを支えたワグナーの皆さんのおかげだと思います。 WUGの7人はもちろんワグナーの中にはつらい時期というのも目にしていることだろうと考えると申し訳なさもありますよね。 しかし、アリーナの客席に目をやると、それは楽しそうにしているし、コールもしっかりしているし、肩組んだり、幸せのかたまりでしたな。 ただ、始まりがあれば、終わりもある。終わりが来ないと、想い出になってくれない。辛いことだが、WUGがいるということは変わりないのだから。気持ちを大切にしないとな。 この熱い想いをこれから先の出逢いにぶつけて行かないと。


さて、3月8日は金曜日でした。 WUGが生まれたきっかけともいうのが 2011年3月11日の 東北地方太平洋沖地震および東日本大震災でしょうか。 これが起きた当日も「金曜日」だったわけです。

Twitterの #WUG_SSA でも見かけたのですが、聖地巡礼で隅田川に架かる吾妻橋を訪れた方もいるんですね (あそこが聖地になっていたのはさっき知りました)。 震災当日、鉄道が完全に停止していたなか、当時大学院生だった自分は、都内の大学から自宅に徒歩で帰ることになったわけです。 地元が墨田区なこともあり、懸念事項があったのです。 「橋、大丈夫かな」、と。下町0メートル地帯なので「液状化していないかな」、と。 結果から言うと大丈夫だったのですが、その時に渡ったのが吾妻橋です。 ちょうど浅草駅(台東区)から墨田区役所に向かうのに都合がいい橋なんですよね。 当時、浅草駅は営業停止でシャッターが下りておりました。

墨田区としては震災前日の3月10日が「東京都平和の日」なんですよね。 第2次世界大戦の空襲として最大最悪の被害があった日。 だからこそ、平和を願う日ということで 墨田区役所の壁には折り鶴による平和を願うオブジェが飾られています。 吾妻橋がかかる隅田川は空襲当時火災の影響で干上がり、焼夷弾から逃げるべく集まったせいもあって 死体の山ができていたという話を聞きます。 人為的なものだとしても、自然災害だとしても、 多数の死がいっぺんに重なるのはやるせないですね。 人の死の前では人は無力です。 だからこそ、生きていれば、それだけで誰かのチカラになれるのでは、と。 現在では隅田川の両岸には桜の木をはじめとして各種の花が植えられており、春になると綺麗に咲き誇るのです。 平穏な暮らし、平和な世界を願いながら。


さようなら、ありがとう、またね、 色々と7人(ワグナーを含めれば8人?)に向けた言葉が思いつくけど、 さすがはリーダーだということで

いってらっしゃい! ノシ ノシ ノシ ノシ ノシ ノシ ノシ

2019年03月17日0時ごろ 加筆・修正