稽古の時、色帯になった子供たちを時々前に立たせることがある
みんなに見られて緊張しながら稽古してほしいからだ
今日は4人の黄色帯がいたので「じゃんけんして負けた人、2人、前に出てもらうから」と言った
4人がじゃんけんをして負けた子が2人前に出ることになった
「なんかやだなあ…」と小声で言っている
そこでこう言った
「学校で先生が国語や算数の授業で『この問題わかる人?』って言う感じで聞いたりしませんか?」
「そして消極的な人は手を上げないけど、積極的な人は『ハイハイ!』と何度も言って、手をあげる人がいるでしょ」
「空手も一緒で、少し先輩になってきたんだから、自分から『前に出てみたい!』と言えるようになってほしいです」と
その後、小一時間稽古が進んで…
稽古の最後の方でまたもう一度似たような投げかけをしたら
とても嬉しいことが起こりました
ある1人の子が「自分、前に出ます、まだちょっとできないこともあるから、慣れるように前に出てやってみたいです」と自分から申し出てくれたんです
具体的に、組手で強くなることも、極真カラテの稽古で大事ですが…
それより何より、こういったちょっとの積極性を身に付けてくれることも重要なことで、なんならこっちのほうが本来の指導ではないかなと感じます
とにかく
良かった、良かった