高校サッカーで優勝した滋賀県・野洲高校の話。
監督はサッカー経験の無い方だそうだ。そして、このサッカー部の目標は「全国優勝」ではなく、「各自が日本代表」であるそうだ。
だから、選手たちは全国優勝をしても「あくまでも通過点」として捉えているらしい。
目標を高く持つことは素晴らしいことである。判っていることではあるがなかなか簡単には出来ないことでもある。その意識の高さが全国優勝をもたらしたことは間違いないし、「勝って奢らず」の姿勢があるので既に練習を再開していることだろう。
意識を高く持つことがいかに大切かを学ばせてもらった。そして、その道の専門家(経験者)でなくともしっかりと筋道を立てた指導が出来れば素晴らしい成績を収めることができるのだ。
そう考えると空手道場は「大会で良い成績を修める」ことだけでなく、その先の「素晴らしい人格を形成すること」を常日頃から稽古目標として口に出して指導していかなければならないだろう。