前回の話
このことから少し経った頃
義実家にいたときに、義父が「買い物に行くけど、○○くん(息子)も行く?」と息子に聞いた 何故、息子にしか聞かない?
息子は、そのとき携帯ゲームに夢中で「行かない」と答えた
なので私が 「じゃあ、○○ちゃん(娘)行ってくれば?」
と言ったら、娘はポツリと、私にしか聞こえない声で
「行かない 」「○○(娘)が行っても何も買ってもらえないもん」
当時、娘は幼稚園児
そんな年の子にこんなことを言わせた義父母
そして、この頃から娘は義実家へ行きたがらないようになるのである
息子にとっては、なんでも買ってもらえる義実家
もう親がいないとっていう年でもなかったので、ひとり義実家で過ごす時間も増えていく
義父と近所のコンビニに行って好きなお菓子を買ってもらう
お菓子がおまけ程度でほぼほぼオモチャの商品があるが
戦隊ものだと、同じ商品でも何種類か出てるので、それを揃える楽しみってあるよね
行く度にひとつ増える楽しみ
が、義父は新商品が出ると、ひとつずつではなく一度に全シリーズを買い与えるのである
店になければ、取り寄せまでしてもらう
この年で大人買いを覚えてしまった息子…
食玩くらいなら、まだ可愛いものであった
そのうち、行く度にゲームソフトを買ってもらうようになる
しかも
「お母さんには内緒だよ」
と言う悪魔の囁き
そして、このゲームソフトは義実家にいるときだけ使う(自宅に持って帰らない)との約束で、更に息子の義実家で過ごす時間を増やす
数年前の義実家の片付けで大量に出てきたゲームソフト
いつでも泊まれるようにパジャマや着替えも常備
息子用に、羽毛布団まで買っていた
かたや、女の子なのに洋服の1枚も買ってもらえない娘
女の子のほうが、可愛い服も多くて選ぶ楽しみもあると思うのだが、ホントに1枚も買ってもらってない
最近になって、娘から当時のことを指摘された義母
その返答は
「だって、○○くん(息子)のときに買った服が、お母さん(私)に趣味じゃないって言われたから…(娘には買わなかった)」 ← は?私のせい?
「だったら、一緒に買い物に行って、一緒に選べば良かったんじゃないの?」
と、ド正論を娘に言われた義母
「だって、○○ちゃん(娘)はあまりうちに来なかったから…」
と、あくまで自分の非を認めない義母
「違うよ、逆だよ」
「行っても、何もしてくれないから、行きたくなかったんだよ」
とまたド正論の娘
「・・・」
義母、返す言葉なし
今更反省してもしかたないけどね
夫は、そのとき形だけの和解をさせたが、20年の確執は根が深い(子供のケンカじゃないんだから、仲直りの握手なんて意味ねーよ)
娘は一生義母を許さないだろう
あんなに可愛がった息子は、県外に進学就職して、義実家には寄り付かない
邪険に扱った娘には、それなりの扱いしかされない(当然だ)
哀れだね