15年耐久奨学金返済レーサーである私は

日本学生支援機構から

第1種奨学金で2112000円、

第2種奨学金で2700000円の

合計4812000円を借りている。

 

第1種と第2種の違いは

利息の有無で、

第2種の方では

最大3%までの年利がつく。

 

今年の10月より返済が

始まるのだが、

返済が終わる15年後には

第2種の方の返済額が

計2785471円にまで膨れ上がる。

 

普通に払っていれば、

85000円以上も返す額が

多くなってしまうのである。

 

15年間、毎月一定額が

何も買っていないのに

自分の口座から引き落とされ、

実際に借りた額より

高い額を払う

ストレスは長期的に考えると

とても大きいと予想される。

 

そこで、おすすめされるのが

繰り上げ返済である。

返済が始まるまでの間は、

利息が発生しないのだが、

その期間に返済を始めることができるのである。

 

利息は借りている額が大きいほど高い。

つまり、貸与直後の額を小さくすれば、

利息も安くなるのである

 

 

 

そのため、私は学生時代に作った

貯金の一部を

繰り上げ返済に充てることにした。

 

1本目の投稿で書いたように

遊び相手もいない私は

学生時代から

貯金を作っていた。

 

 

私はまだ入社して

2か月しか経っておらず、

研修中の身である。

そのため、もし今の会社を

やめることになった場合、

転職先がすぐ見つからない

可能性が高いと考えられる。

 

転職に1年かかると見越して、

その期間の生活ができるだけの貯金を

残しておく必要がある。

 

それを残しながら、

返済できた額が 381675円

である。

 

合計 4812000円から見れば

取るに足りないだろう。

 

しかし、これは

第2種奨学金の約2年分の返済額に相当し、

利息を2万円以上

下げることにも成功している。

 

しかも、保証人を立てず、

機関保証を選んでいた私は、

毎月の奨学金の受け取り時に払っていた

保証金が取り返せる可能性を

高められたのである。

 

学生時代の苦労や努力が

報われる思いである。

 

 

 

 

 

これを読んでいる方の中には、

奨学金を借りているお子さんを

持つ方も多いと思われる。

 

もし、その子供が

まだ学生であれば、

繰り上げ返済ができること、

それによって返済額が下がったり、

機関保証の保証金が戻ってきたりすることを

伝えていただきたい。

 

学生時代にできる貯金は

大した額にはならないかもしれないし、

経験に使わせた方が

成長につながるかもしれない。

 

そう思われる方も多いだろうが、

黒字家計を作る習慣の確立は、

奨学金債務者が

奨学金破産しないために

必要なスキルである。

 

人は急には

お金を貯められない。

 

今回は、返済レーサーとして

初めて奨学金の返済をしたこと、

繰り上げ返済が

奨学金の返済生活において

大きな意味を成す

可能性があることを書いた。

 

今後も機会があれば、

さらに繰り上げて返済し、

お金の苦労、

嫌な思いをしない生活に向けて

頑張りたいところである。

 

―残りの貸与額

 4430325円