これまで来店したお客様から、

何でこんな僻地で営業しているのか?

と言われることがよくありました。

都会へ出店すればもっと繁盛するのに...と。

 

 

私が経営する宿泊施設は、

三陸復興国立公園・種差海岸内に位置しており、

周辺には市場やお土産屋はありません。

小さな漁港の前で、街灯もないので、夜は暗く、

とにかく静かな地域です。

 

 

それでも、これまで毎年

国内外からのお客様を迎えてきました。

 

 

私のこだわりは、

無添加・無化学調味料だけでなく、

釣り物の魚や山菜などの

天然物や無農薬の食材を使うことです。

 

20年前に地元の雑誌で紹介された取材記事

この記事は、青森県内全域に新聞の折り込みチラシとして

配られました。

 

 

八戸市種差海岸で

「天然魚介類や無農薬の食材を使った

こだわりの料理を提供していて、

梅干しや味噌、パンも手作り」と紹介されたので、

この時は、私の料理をぜひ食べてみたいと

市外からはるばる足を運んでくださったお客様が

多かったです。

 

 

そもそも私が自然食に興味を持ったのは、5才の頃。

叔父が私を釣りに連れていったのがキッカケでした。

 

 

釣りたてのヒラメやカレイ、アイナメなどを焼いたり、

刺身や煮つけにして味わった時に、

私に何らかのスイッチが入ったと記憶しています。

 

 

それからは、家庭の事情があったこともあり、

勉強よりも釣りに夢中になって、

釣った魚を料理して食べることに

快感を覚えてしまいました。

 

 

その後も、自然が無い都会で料理を作るよりも、

釣りやキノコ採り、山菜採りなどで仕入れた食材を使い、

自ら作った調味料で作った料理を提供するスタイルが、

自分には一番合っていると思っています。

 

晩秋のナメコ採り

 

食材や調味料から自然由来の食生活を続けてきたことと、

シーズンには、釣りやキノコ採りを楽しんでいるからか、

同年代の人たちよりも老化は緩やかで、

65才を過ぎた今も病気になったことはありません。

 

 

現在は、無添加料理体験を中心とした営業スタイルですが、

私ができる間は、無添加料理を学びたい人に

指導をしていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

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