高校卒業後、料理の腕を極めるため、

東京都内のホテルや料理店で修業を続けていたものの、

魚の不味さと多種類の食品添加物の使用に

嫌気がさしてしまった私は、

28才で帰郷し、洋望荘/自然食研究所を立ち上げました。

 

東日本大震災被災前の店舗

 

 

 

20年ほど前に地元で発行された雑誌の記事

 

 

自分が創業時からモットーとしていたのは、

偽のうま味を生み出す味の素を始めとした

化学調味料や食品添加物や業務用食品は使わずに、

調味料から手作りにするということでした。

 

 

なぜ私が無添加にこだわるのかというと、

現代の食生活で氾濫している、

偽のうま味を生み出す味の素を始めとした化学調味料や

着色料、防腐剤などの食品添加物の数々が、

病気やアレルギーの元となっていることを

多くの人に伝えていきたかったからです。

 

 

また、当時の職場では、

化学調味料や業務用食品を使うのが当たり前だったのですが、

私自身が化学調味料や食品添加物を受け付けない体質なので、

アトピー性皮膚炎や花粉症に悩まされていました。

 

 

私がアレルギー体質だったことが、一日も早く、

自分のスタイルのレストランを開店したいという

気持ちにさせたのだと思います。

 

 

料理人は、

偽のうま味を生み出す味の素を始めとした化学調味料や

食品添加物まみれの料理を提供することが

アレルギーや病気の元になること、

また、生まれつき障害を持つ子供が生まれる

一因になっていることに気が付かなければならない。

 

定期的に天地返しをしながら熟成させている自家製黒大豆味噌

 

 

化学調味料や食品添加物を

一切使わない料理を提供していくには、

時間や労を惜しまず修業を続けていくこと。

その日のために精進を怠ってはいけない。

 

 

これは、将来無添加料理店を開業したい人へ

私からのメッセージです。