人間の身体は、
自身が思っている以上に、
毎日の食事による影響を受けています。
動物性脂肪について取り上げると、
肉やラード、ヘット(牛脂)や
バターなどに多く含まれている
動物性の飽和脂肪酸は、
融点が高いために体内では固まりやすいので、
過剰摂取すると、中性脂肪を増加させます。
現代は、肉などの動物性食品嗜好の食生活によって、
飽和脂肪酸を摂りすぎる傾向にあるようですが、
血中に飽和脂肪酸が増えすぎると、
動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの
生活習慣病の起因となる恐れがあります。
また、動物性脂肪は、腸内で、
カルシウムと結合しやすい性質があるので、
結果的に尿や便として排出されて、
カルシウム不足になりやすくなります。
このことから、
現代の動物性食品に偏った食生活は、
カルシウム不足を招き、尿酸値の異常や
痛風、尿路結石などの原因にも
なっています。