先日のニュース番組で、
ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いを
一般の人々に聞いてみたら、
違いが分からない人が多かったとの調査結果を
報じていました。
ANNニュースより
番組の中で、森永乳業の担当者が、
「ナチュラルチーズ」は、
生乳に乳酸菌と酵素を加えて固めたもの、
「プロセスチーズ」は、ナチュラルチーズを砕いて、
熱を加えていろいろと固めたものと説明していましたが、
プロセスチーズの製造法については
詳しく話していませんでした。
プロセスチーズの製造段階で、
食品添加物を使用していることには
触れたくないのでしょうか...？
「ナチュラルチーズ」は、生乳を、
乳酸菌などの微生物の働きによって発酵・熟成させるので
中に含まれている乳酸菌も生きています。
牛や山羊といった原料の乳の種類や製造方法、
使用する微生物（乳酸菌やカビ）、
生産地の風土などによって、
形状も風味も大きく変わるのが特徴です。
ヨーロッパのチーズは、主にこの製法です。
「プロセスチーズ」は、ナチュラルチーズを数種類混ぜ、
加熱して溶かして乳化剤などの食品添加物を加えて
型に詰めて加工した製品です。
製造過程で高温加熱するので、
発酵は止まった状態です。
日本では、ナチュラルチーズと表示されている商品でも、
乳化剤やリン酸塩などの
食品添加物が使われているケースがあるので、
選ぶ際は気を付けたいものです。
次回は、チーズ製品の食品添加物について
取り上げたいと思います。
