2匹のカエルを用意し、
1匹は熱いお湯に入れ、
もう1匹は緩やかに温度が上がる冷水に入れる。
すると、前者は直ちに飛び跳ねて
脱出・生存するが、
後者は水温の上昇を知覚できずに
死んでしまう…。
これは、イギリス出身の思想家
グレゴリー・ペイトソンが行った実験です。
事実の深刻さに気が付くのに時間がかかり、
気が付いた時には手遅れになってしまう。
本当はとても深刻な状態なのに、
すぐに身近に迫ってこないと気が付かない。
グレゴリー・ペイトソンは、
こう結論付けたのでしょう。
このことは、食生活と病気の関係にも
当てはまると私は思います。
偽のうま味を感じさせる
味の素を始めとした化学調味料や
防腐剤、着色料などの
自然からかけ離れた食品添加物など。
ちょっとぐらいは大丈夫だろうと
採り続けていることが
いつか病という形で現れて、
取り返しのつかないことになるかもしれないのです。
自然食研究所では、食と健康についての講演を
承っております。