パスタといえば、レストランや家庭では、
乾麺を使うのが一般的ですが、
生パスタの味を覚えると、
乾燥パスタは食べたくなくなるものです。
私は、こだわりで、
乾燥パスタは、お客様には提供していません。
生パスタは、スープやソースに絡みやすく、
素材の味が際立つので、
私はこの味を知ってほしいとの思いから
料理教室で生パスタ作りを指導しています。
パスタの仕込みに使う卵は、
当研究所で放し飼いで育てている比内地鶏のものです。
こね鉢にデュラムセモリナ粉を入れ、
真ん中にくぼみを作り、
卵、オリーブオイル、塩を加えて
粉っぽさがなくなるまで捏ねます。
捏ね始めて5分ほどでこんな感じになります。
10分以上捏ね続けると、
生地がなめらかになっていきます。
ナイロン袋を用意し、まとめた生地を入れ、
この状態で一晩寝かせます。
料理教室の時は、
あらかじめ仕込んでおいた生地を使いますが、
生徒さんには、寝かせる前の過程まで教えています。
寝かせた生地は、打ち粉をして、
麵棒でパスタマシーンに通せる厚さまで伸ばして、
3mmくらいの厚さになるまで徐々に生地を伸ばしていきます。
伸ばした生地は、三つ折りにして、
さらにパスタマシーンに通していきます。
この作業を2~3回繰り返して、
最終的に1~2mmの厚さにします。
そして、最後に好みの幅のカッターに生地を通して、
製麺します。
パスタといえば、
トマトソースとの組み合わせがポピュラーですが、
私は、魚介を使った独自のスープで、
スープパスタにするのが好きです。
30時間以上かけてやわらかく煮たタコと
自家製焼き干しスープを使ったパスタ。
仕上げにみがきゴマを振っています。
好みで、36ヶ月熟成のパルミジャーノチーズをおろします。
こちらは、イクラと天然キノコ、南部菊の手打ちパスタ。
4月21日(日)のホリデー無添加料理教室はパスタ作り、
5月26日(日)は、パスタマシンでラーメン作りです。