工業生産のパンや菓子パン、
アイスクリーム、ホイップクリーム、
チョコレート、コーヒー飲料、
マヨネーズ、ドレッシング、
めんつゆやポン酢、麺類など。
これらの食品には、
たいてい乳化剤が使用されています。
乳化剤は、水と油のように、
混じりにくいものを混じりやすくさせる食品添加物で、
洗剤などにも使われている界面活性剤と同じ性質の
合成化学物質です。
市販のチョコレートなどによく見かける
「大豆レシチン」も乳化剤のことです。
乳化剤(大豆由来)と記載されていることもあります。
乳化剤として使われている天然添加物のレシチンは、
安全性に問題なく毒性は低いと言われていますが、
レシチンの原料の大豆の多くが
遺伝子組み換えというのが現状です。
乳化剤には、数種類の化学物質が使われています。
その一つの「ショ糖脂肪酸エステル」は、
肝臓にも悪影響を与える他、
発ガン性が指摘されています。
ショ糖だから砂糖の仲間と思われがちですが、
砂糖とはまったく性質の異なる物質です。
昨年4月から大豆やトウモロコシなどの作物の
遺伝子組み換えについて、
その表示が義務付けられるようになりましたが、
食品の原材料の食品添加物については、
遺伝子組み換えの表示は任意です。
多くの人が、乳化剤の危険性に気が付かないのは、
こういった添加物についての
詳細表示がない食品がほとんどだからなのでしょう。
食品を選ぶ際は、
できるだけ添加物表示のないものを
選びたいものです。
次回も、大量生産のパンによく使われている
食品添加物について取り上げたいと思います。