食品表示法では、

着色料や保存料などの

食品に使用された全ての食品添加物の表示が

義務付けられています。

 

 

しかし、「添加物不使用」の記載については、

特に規定はないので、

食品メーカーの判断によるとされていました。

 

 

そのため、輸入などの原材料に食品添加物が含まれていても、

加工する際に添加物を使用していないから

「無添加」とか「添加物不使用」と表示されるケースも

少なくなかったのです。

 

 

しかし、これでは、消費者に

食品添加物が一切使用されていない食品と

認識されてしまう場合もあることから、

消費者庁が2022年3月に

食品添加物不使用の表示について定めた

「食品添加物不使用表示に関するガイドライン」を

発表しました。

 

 

週刊エコノミストOnline 毎日新聞より

 

 

このガイドラインは、

2022年3月から適用になっていますが、

食品メーカーによる表示の見直し、

パッケージやラベルの入れ替えなどに要する移行期間が

2年間設けられています。

 

 

ということは、2024年3月末までに

ガイドラインに沿った表示に

変更しなければなりません。

 

 

今後は、真の無添加表示に向けての

企業努力が求められることでしょう。

 

 

しかし、このガイドラインは、

2024年4月以降は表示への違反には罰則が科されるが、

商品の宣伝についてはノータッチのようなので、

消費者は見極めていかなければならないと

私は思うのです。

 

 

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