認知機能が低下する原因は、
以前は神経細胞の機能不全が
原因とされていました。
神経細胞は、情報の処理や伝達に特化した細胞で、
脳内にある海馬などの一部の領域では、
生涯に渡り神経細胞がつくられていて、
記憶や学習をする役割を担っています。
神経細胞には、シナプスとよばれる、
神経細胞間の情報伝達の接点があり、
シナプスの働きによって、記憶力や理解力が
向上するといわれています。
情報伝達に関わる
情報伝達物質を活性化させるのが
DHA(ドコサヘキサエン酸)です。
認知症の人の脳は、
神経細胞のDHAが減少している傾向にあります。
認知症の治療薬については、
神経細胞の機能改善を目的とした
開発が進められてきましたが、
加齢による神経細胞の機能不全の改善には
至っていません。
認知症を予防していくには、
薬でもサプリでも健康食品でもなく
毎日の自然由来の食事が重要と私は考えます。
次回は、認知症にならないための食事について
書きたいと思います。
当研究所の無添加料理教室では、
健康維持を考えた調味料の選び方からお教えします。