介護サービスを提供した事業者に支払われる
介護報酬は、3年に一度見直しが行われています。
先月下旬に公表された
2024年度の介護報酬改定では、
特別養護老人ホームを含め、
全体の改定率が+1.59%でしたが、
訪問介護の基本報酬については、
実質引き下げとなりました。
ダイヤモンドオンラインより
基本報酬が引き下げられるサービスは、
訪問介護、夜間対応型訪問介護、
定期巡回・随時対応サービスなどです。
これを受けて、介護事業者や関係団体が
次々と基本報酬減額へ抗議声明や意見書を
公表しています。
厚生労働省によると、
訪問介護の基本報酬の削減は2015年以来とのことで、
介護事業経営実態調査で訪問介護の利益率が
22年度決算で全サービス平均を上回ったからと
報告していました。
軽度の認知症患者向け訪問介護サービスの
ホームヘルパーの人手不足は深刻で、
ヘルパーの年齢層は、
60才から70才代が占めています。
事業所から訪問先の移動費については、
報酬は出ないので、
各事業所の負担になっているのが現状です。
今回の基本報酬が引き下げられることで、
人材不足やスタッフの高齢化、
物価の高騰なども重なり、
倒産や撤退する事業所は、
今後も増えていくことでしょう。
これからは、介護に頼らず、
健康寿命延伸を目指す食事の実践が必要だと
私は思うのです。
当研究所では、家庭で実践できる
安心・安全な無添加料理をお教えしています。