日本では、アメリカやカナダで
使用が禁止されているトランス脂肪酸が
トクホの食用油に使われています。
食用油といえば、
原材料を搾って製造されているという
イメージがあるのですが、
ほとんどの食用油脂メーカーは、
原材料に化学溶剤ヘキサンを使うことで
脂肪分を溶かし出す「溶剤抽出法」で生産しています。
また、水素を添加することで、
食用油が酸化しづらくなり、
長持ちさせることができますが、
この精油法の過程で
トランス脂肪酸が生みだされます。
トランス脂肪酸が体内に入ると、
身体の細胞やビタミン、栄養素は破壊され、
悪玉コレステロールの増加によって
動脈硬化を促進させ、
高血圧や心臓疾患などのリスクが高くなります。
また、花粉症やアトピーなどの
アレルギー疾患を招く恐れもあります。
食用油を選ぶなら、
昔ながらの製法の圧搾の油がよく、
生のごまを搾った無添加のごま油を私はすすめています。
しかし、どんなにいい油でも、
摂り過ぎは血液の循環を抑制し、
ホルモンの分泌にも影響を与えてしまうので
注意したいものです。
1日に摂取する油の量は、
ティースプーン1杯程度で充分です。