パンの生地を伸ばすために、

欧米の多くのパン屋ではバターを使います。

 

 

一方日本では、マーガリンやショートニングという

人工的に作られた安価な油脂が、

パンやお菓子によく使われています。

 

 

マーガリンは、

常温で液体の植物油(大豆油、菜種油、パームヤシ油)に、

水素を添加することで分子の構造を変えた

バターのような半固体又は固体の酸化しにくい油脂に

生まれ変わりますが、この過程でトランス脂肪酸が生成されます。

 

 

もともとは植物油なのに、

バターに含まれる飽和脂肪酸と同じ構造になり、

日持ちもするので、企業にとっては有益な商品といえます。

 


マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は、

自然界に存在しない人工の油脂のため、

アレルギーを始め、

人体に様々な疾患を引き起こすと指摘されております。

 

 

ある医学博士によると、

マーガリンやショートニングなどの化学合成油脂をよく摂る人は、

心臓病、心不全、脳溢血その他の疾患による死亡率が

非常に高いと報告されているとのことです。

 

 

現に、アメリカとカナダでは、

2018年からトランス脂肪酸の使用が禁止されています。

 

 

トランス脂肪酸の恐さは、

心臓疾患や糖尿病、アレルギーの引き金となるだけでなく、

思考力や判断力、行動力を司る

脳の伝達神経機能を変形させるということです。

 

 

 

 

人間の脳組織は、

水分を除く約60パーセントが油(脂質)でできていて、

また、脳内の神経細胞の情報伝達部分の膜は、

脂肪でできています。

脳の材料となるのが、身体に取り込まれる油脂です。

 

 

もしも、摂取している油脂がトランス脂肪酸だとすれば、

脳神経の構成にトランス脂肪酸が使われます。

 

ファットスプレッドもトランス脂肪酸を含む食品です。

 

 

何年にも渡ってトランス脂肪酸を取り続けていると、

脳の機能低下を招き、

情緒不安定やうつ病、ADHD、物事に集中できないなどの

障害が起きる恐れがあります。

 

 

このように、トランス脂肪酸は、

人格形成にも悪影響を及ぼす危険極まりない人工油脂なのです。

 

 

 

パンは、本来、粉と水、塩、酵母、砂糖少々があれば作れる

シンプルな食べ物です。

 

 

パン作りを学んでみたい人には、

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