21年前、フランスで

料理や食材の視察をする機会があったのですが、

現地のパンやチーズは私にとって衝撃的でした。

 

 

それまで、パンを食べたいとか

パンを作りたいと思ったことがなかった私が、

現在薪でパンを焼くようになるまで至ったのは、

フランス・モンサンミッシェルからパリへとの帰る途中の

ポントルソン駅近くのパン屋で、

古い煉瓦造りの石釜で焼かれていたカンパーニュに

出会ったからです。

 

2000年2月、モンサンミッシェル修道院にて。

現地の有名レストランの名物オムレツや

郷土料理を視察してきました。

 

 

当時は、南フランスのエクス・アン・プロバンスやニース、

モナコなども訪問したのですが、

写真のデータが東日本大震災の津波で被災してしまったので、

残念ながら紹介できません。

 

 

その後も、ヨーロッパで野菜細工や包丁での切り絵の公演を

行う機会ができたので、フランスへは移動途中に立ち寄って、

食材や料理、パン作りの勉強をしてきました。

 

2009年11月、

フランス・リヨンのポールボキューズ中央市場にて。

 

 

ここのパンが私のお気に入りで、

リヨンに行くと必ずこの店に寄ります。

 

 

 

お店のオーナーと奥さん、スタッフと一緒に記念撮影。

 

この市場では、肉、魚介類、野菜・果物、

ハム・サラミなどの加工品、パン、チーズなどがありました。

ハムやチーズは、切り売りしていて、

味見してから買うこともできます。
 

ボルドーの日曜朝市では、

農家で作られたチーズを販売しているコーナーがありました。

 

手作りチーズは、

藁や栗の葉などが敷かれた木箱に並べて販売していて、

水牛や山羊の乳で作られたものもありました。

 

店では、好みの熟成度を選ぶこともできます。

この写真手前にある茶色い丸いチーズは、

とにかく強烈なニオイでしたが、

慣れるとやみつきになってしまいました。

 

ここでは、自家農園ブドウのシャンパンの試飲ができます。

私たちが行った時には、ワイナリーのオーナーから

話を聞くことができました。

 

 

ボルドーの日曜朝市では、他に果物や野菜、

ジャム、パン、肉、ハムなどの加工品や

惣菜、生ガキ、スパイスなどが売られていて、

市場内に置いてあるテーブルで

大西洋を眺めながら食事ができます。

 

シャトーマルゴーにて。

 

 

 

シャトーパルメでは、

1996年の試飲をさせていただきました。

 

 

 

ボルドーでは、シャトー・ロトシルトやシャトー・グリオラローズの

見学もしてきました。

シャトーの見学は、その後の私に大きく影響を与えています。

 

 

2010年11月、パリ16区イエナ駅前にある

イエナ・プレジダン・ウィルソンの市場を視察。

ポルトガル公演の移動途中で訪れました。

 

 

鮮魚のコーナーでは、ノルマンディー地方で獲れた魚や

カキ、ホタテが売られていました。

移動途中だったので、料理して味見できなかったのが残念です。

 

 

見学していたら、店の人がショーケースからうさぎを出してくれましたびっくり

 

 

 

 

フランスの視察では、市場だけでなく、

八百屋さんでの商品の並べ方や

飾り付けにも芸術性を感じた私でした。

 

次回も、フランス視察の模様を紹介したいと思います。