味の判断に不可欠な亜鉛は、体内の様々な部分で機能しているミネラルの一つです。亜鉛は、骨や皮膚、爪、筋肉、肝臓などに含まれています。

 

 

 

体内の亜鉛の量が極端に不足すると、いろいろな症状が出てきます。味覚障害の他、肌荒れや爪が割れやすい、免疫力低下が挙げられます。これらは、亜鉛欠乏症とよばれる舌の症状で、舌に痛みを伴う人もいます。

 

 

 

また、亜鉛不足になると、血液中の赤血球が壊れやすくなるので、貧血になる場合もあります。貧血は、鉄が不足していると思いがちですが、亜鉛の不足による貧血もあります。

 

 

亜鉛欠乏症の人は、毎日の食事でミネラルを摂取することが必要になりますが、体内からミネラルを奪う化学調味料や食品添加物を摂らないようにしなければなりません。

 

 

ねり製品、ハム、ソーセージ、たらこ、福神漬けなど食品に赤く着色する目的で使われる合成着色料「赤色3号」は、貧血や遺伝子損傷、甲状腺腫瘍を引き起こす可能性があることが報告されていて、アメリカやドイツ、ポーランドでは使用が禁止されています。

 

 

 

また、甘い食べ物・飲み物、生野菜、果物、パンや麺類などの麦が使われた食品は身体を冷やし、血液細胞に悪影響を与えるので、日頃から貧血ぎみの人は、身体を冷やす食品を控えるようにすることもおすすめします。