私が食に興味を持ったのは、5才の時でした。叔父が私を釣りに連れて行ってくれたのがキッカケです。釣りたてのヒラメやカレイ、アイナメを焼いたり煮付け、刺身にしたりして味わった時、何らかのスイッチが入ったと記憶しています。




それ以降、私は、勉強よりも釣りに夢中になり、釣った魚を調理することに快感を覚えてしまいました。

























高校卒業後、料理の腕を極めたいと思った私は、東京の様々な料理店で修行をしたのですが、魚の不味さに嫌気がさしてしまい、28才で帰郷し、洋望荘/自然食研究所を立ち上げました。




























創業当時から今まで、天然魚介類を使った無添加の料理にこだわり続けています。近年は、化学調味料や食品添加物の氾濫によって、自然の味を理解できない人が増え、様々な病の要因となっています。



料理に夢中になり続けて50年。東日本大震災被災時は、廃業を考えた私ですが、支えてくれた人たちのおかげで現在に至っております。これからも無添加の自然の味を多くの人に伝えていきたいと思い、日々精進を重ねています。