以前、全国のスーパーで鶏肉の抜き取り検査をしたところ、サンプルの半分から抗生物質に対して抗体を持った黴菌が見つかった。なぜ、そんな危険な黴菌が鶏肉に付いているかというと鶏に大量に投与されている抗菌剤や成長促進剤などの抗生物質が薬剤耐性菌を発生させている。


抗生物質漬けの食肉を人間が毎日3食食べてしまったらどうなるのか。体内に耐性菌が移行し、人間が病気やケガを患った場合、または感染症になった場合は、抗生物質が効かず、抵抗力が弱っている人は死亡する可能性が出てくる。畜産業者が食肉として売り出す1週間前は抗生物質を与えない期間を設けるが、肉自体に抗生物質が残留していないとしても、薬剤耐性菌は残った状態で出荷されてしまう。







食肉用の家畜は、狭いスペースの小屋の中で育てられそのストレスに耐えさせるように、また、成長を促進するために食肉に大量の抗生物質や成長ホルモンを投与されていて、それらを食べる人たちが気づかないうちに人工的な毒に侵されている。その食生活こそが病気の元となっている。



日本人は肉を消化する酵素をあまり持たない農耕民族なのだから、本来肉は毎日食べなくとも、玄米や雑穀、野菜(主に根菜類)、少量の豆類で充分健康を維持できる。肉料理を食べたい時は月に数回程度にして、安全な飼料で育てられた食肉やジビエを選ぶべきだと思う。



男性の女性化、女性の男性化、肥満、奇形児なども明らかに食害だ。これは、異常な飼育法で育った家畜の影響を少なからず受けているからと私は考える。身体は常にメッセージを送っている。