国立感染症研究所によると、8日までの1週間で全国の約5000の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1施設あたり10.58人で、約81万人と推計されている。1施設10人を超えるのは、インフルエンザ注意報レベルに達したということだ。



インフルエンザがはやりだすと、ちまたではワクチンやらマスクやらと騒ぎ出すが、なぜこういった対処法でしか応戦しないのだろうか。ちょっとした風邪の症状では病院へ行くべきではない。耐性菌による院内感染の恐れがあるため、治療するはずが最悪の事態になりかねない。なぜなら、薬で押さえようとしても、2時間サイクルで進化・変異し続けるウィルスには、太刀打ちできるはずがないからだ。薬で対処して、一時的に症状は改善されたとしても、人によっては薬による副作用に悩まされる恐れがある。



風邪をひいたりインフルエンザに感染したりするのは、味の素などの化学調味料や食品添加物、肉を始めとした動物性食品、甘い食べ物・飲み物などが中心の食生活が原因で免疫力が低下しているから。また、母親の食生活の影響で、生まれながらにして免疫の少ない子供が増えていることも否めない。



熱が出た時は、十分に汗をかくことが一番の対処法。厚着をしてなるべく汗を出すようにし、まめに身体を拭いて、下着を取り替えるようにすること。先日、あるテレビ番組で汗をかくのはよくないと放送されていたが、それはデタラメ。急に熱が上がったからと解熱剤などの薬で下げてしまっては、身体がよくなろうとする自然治癒力にブレーキをかけてしまい、逆に免疫力が低下して、症状が長引いたり悪化したりする場合も出てくる。





もともと人間の身体には、ワクチンに勝る自然治癒力というものが存在する。玄米雑穀ご飯を主食にし、根菜(大根・人参・ゴボウ・レンコン)、梅干、ぬか漬け、海藻の味噌汁を毎日の食事に取り入れると免疫力が上がり、自然治癒力が高まる。この自然治癒力でインフルエンザになる確率は低くなり、感染したとしても軽い症状で済むはずだ。風邪を引いたら、食事は玄米雑穀ご飯、根菜の煮しめ、海藻の味噌汁、梅干といったシンプルなメニューにして、ゆっくりと胃腸を休めるようにすること。




便秘、身体が冷える、肌が荒れる、口内炎、ヘルペス、疲れが残りやすいなどの症状は、免疫力が低下している身体からの信号。



身体は常にメッセージを送っている。自分の身体は自分で守るしかない。