現在、ガン治療には抗がん剤、放射線治療が用いられているが、私は無意味だと考えている。前回も説明したが、ガン細胞は薬や放射線で刺激すると凶悪なものになり、余計に手がつけられなってしまう。抗がん剤によるガン耐性の仕組みは無限大で、これから先どんなに医学が進歩したとしても敵う相手ではない。現代の欧米型の食生活が続く限り、近い将来は2人に1人がガンに犯されることになるだろう。


 薬に頼るよりは、人間の体内に存在する自然治癒力といわれる「インターフェロン」に注目すべきである。この物質は、ガンなどの悪性腫瘍細胞を殺すリンパ球の一種「マクロファージ」という微生物を増やし、ガン細胞を殺してしまう。だが、この「インターフェロン」は、人間の生きた細胞が作ったものでなければ効果がない。病院で使われている化学薬品の「インターフェロン」とは異質なものだ。


 しかし、この「インターフェロン」を有効に発揮させるには、食生活が関係してくる。肉・魚介類・卵などの動物性食品、単糖類(果物・ハチミツ・チョコレート等)や二糖類(砂糖・牛乳等)、乳製品、動植物性油脂、化学調味料・食品添加物、缶・ペットボトル飲料は極力避けなければいけない。これらは血液を汚してしまい、ガンを進行させてしまう食品だ。


 これらガンが好む食品を絶って、雑穀入りの玄米ご飯、身体を温める根菜、ミネラルを豊富に含む海藻を中心とした副菜、味噌汁、梅干、ぬか漬け少々の食事、お茶はスギナ茶やどくだみ茶がいいだろう。私がすすめる玄米菜食で、血液を弱アルカリ性に保つように心がけると「インターフェロン」は出やすくなる。


 ガンに侵されている人へ。今からでも遅くはない。食生活をすぐにでも改善し、自然食を忠実に守ることでガン細胞はやがて小さくなっていくのだから。あきらめないでほしい。これからも自然食のレシピは公開していきたいと思っている。