生まれながらにしてアレルギーの子供が増えています。これは、妊娠前・妊娠中のお母さんの食生活に問題があるからです。また、食生活は母乳にも重大な影響を与えます。

 

 

 現在、アトピーや小児ぜんそくの赤ちゃんに母乳を与えているお母さんは、早急に私がすすめる玄米菜食を実践することをおすすめします。母乳は、血液からつくられており、味の素を始めとした化学調味料や食品添加物などの化学的な食品中心の食生活は母乳に悪影響を与えます。

 

 

 粉ミルクを与えているお母さんはすぐに中止し、玄米ミルクをあげてください。

 

 今回は、「玄米ミルク」の作り方を紹介します。アトピーなどアレルギーの赤ちゃんへミルク代わりにあげてみてください。玄米は、無農薬・有機栽培のものを選んで使いましょう。

 

 

1.玄米1合(カップ1杯)は洗って3倍の水に4~5時間ひたします。

 

2.玄米をザルにあげて水切りし、1合に対して3倍の水を加え、種を取り除いた小さめの梅干を1個を一緒にミキサーにかけます。ミキサーは熱くなるといけないので、5、6回休ませながら合計15~20分ほど回します。

3.深めの土鍋にこれを移して、好みの濃度になるよう自然水を加えます。そして、中火にかけて、焦げ付かないようへらで右回りにかき混ぜます。沸いたらとろ火にし、1時間ぐらいゆっくりと煮、火を止めてできあがり。

 

 ☆濃度は、哺乳瓶で飲ませる場合は、米と水の割合が1:10~15くらいでゆるめに作ります。水道水は塩素が含まれているのでなるべく自然水にします。離乳食用にスプーンで食べさせる場合は、1:3程度にします。

 

 

 アトピーで痒みがひどい時は、濃いめのスギナ茶をガーゼにしみこませ、1時間おきに患部を拭いてあげて下さい。お風呂はせいたかあわだち草のお風呂が有効です。(せいたかあわだち草の入浴剤が販売されていますが、秋に摘んだせいたかあわだち草をお風呂に入れて沸かした方が効果的です。)

 

 

 次回は離乳食の作り方を紹介します。離乳食は5ヶ月ごろから始めます。とくにアトピー性皮膚炎の子供は、早く離乳食に切り替えた方が治りが早いです。