こんにちは!

最近ブログのアクセス数が伸びてきて嬉しいszです!

いつも読んでくださっている皆さん、ありがとうございます!

 

 

 

今回は、前回言った通り、ちょっと楽しいことをやってみたいと思います。

 

内容は、タイトルにも書いたように、

「昔の入試問題を覗いてみた!」

です。

 

昔といっても、いろいろ時代はあると思うのですが、今回は戦前のものです。

 

中を開いてみると、記事のタイトルを「覗いてみた」ではなく、「覗かせていただいた!」としたほうがよろしいのではないかと思われるようなものでした。

 

 

では早速、問題集の表紙を見ていきましょう!

 

(国立国会図書館デジタルコレクションより転載)

 

表紙からもう何だかすごい雰囲気が伝わってきますねww

 

表紙の内容を読んでいくと、

この問題集には東大、京大、九大、東北大の理・工・醫学部の問題が掲載されているようですね。創始以來と書かれているので、多分最も古い帝大の入試問題となるのでしょう。

 

發行所が北辰書院となっていますが、聞いたことないですねww

結構、帝大の過去問関連の書籍はここが出しているんですよ

グーグル検索しても全然ヒットしないし

なにかご存知の方がいらっしゃたらコメントで教えていただければと思います

 

 

そういえば、これをどこから手に入れたかということをお話ししていませんでした。

この本は、もう著作権の保護期間満了になり、国立国会図書館でパブリックドメインとしてインターネットに公開されているのです。国立国会図書館の規定により、インターネット公開となった資料については、国立国会図書館から転載したものであると明記すれば、自由に転載してもいいとのこと。(あくまで常識の範囲内での使用に限られるとは思われる)

 

そのため今回は、そこからお借りして掲載しました。(アク禁にならないよな?

この資料へのリンクはここに貼っておきます。

帝国大学理学部工学部医学部入学試験問題集 - 国立国会図書館デジタルコレクション

興味のある方は是非どうぞ!

 

 

 

では本題に入っていきましょう!

この問題集にはいろいろな入試が載っているようなのですが、今回は何といっても入試の花形、醫学部の問題を見ていきましょう。

 

この当時、基本的には、帝国大学と高等学校の募集人員というのはほぼ1対1だったそうで、高校から大学へは所謂エスカレーターという状態だったそうです。ですから、大学入試よりも高校入試のほうが、エリートの仲間入りを果たせるか果たせないかの分かれ目となる白熱した戦いだったとか。今とは少し違いますね

 

しかし、募集人員が1対1とはいえ、誰もが好きな学部に入れるわけではないので、好きな学部に入るためにはかなり厳しい入学競争試験を突破しなければならなかったらしいです。これから問題を覗こうとする醫学部は当時から人気で、倍率は3倍ほどだったそうです。このため、浪人も一定数いたとかなんとか

 

 

(国立国会図書館デジタルコレクションより転載、余白部分をカット)

 

今回覗くのはこちら!東京帝國大學醫学部醫学科の大正八年(1919)の問題です。

今からちょうど100年前ですね

1919年といえば、世界史でいうと第一次世界大戦が終結したばかりのころ、もっと身近なものだと、銀座カンカン娘にも歌われている乳酸菌が入った甘くておいしいあの飲み物が発売された年でもありますね。

乳酸菌摂ってるぅ?(唐突なローゼンネタ

 

 

 

じゃあ実際中身を見ていきましょう。では物理から

 

 

第1問。いきなり読めねえ

濾膜分析?なんだそりゃ

となりに親切にDialyseと書いてくれていますが、何のヒントにもならない。

 

早速ググりますか。

 

ふむふむ。どうもこの「濾」っていう字は、ろ紙の「ろ」っていう字らしいです。

だから、半透膜を使った何かなのか?

Dialyseっていうのは透析のことみたいですし(単語帳にあったかも)、そういうことなんだと思います。(わからん)

 

一番謎なのが、これが物理の問題だってこと。

医学や化学ならわかるんですけどね。

ってことで、パスで(笑)

 

 

じゃあ第2問。これは、英単語がヒントになりそう。

Polarisationってかいてありますね。

偏光レンズのことを"Polarized lens"って言いますから、多分これは「偏光」とかの類ではないでしょうか。

じゃパスで(笑)

 

次、第3問。

また真ん中にすごいのが控えてますねww

 

書いてある単位をCGS単位系の単位で表すっていう問題みたいなのですが、

b)馬力

って、なんか面白いですね。

馬力はエネルギーの単位でいいんでしたっけ?じゃあ、答えはergかな。

CGS単位系とか使わないから分からないんだよなあ

 

他2つのa,cはよくわからないので、パスしましょう。

 

 

 

それじゃ、次は化学に入っていきましょう。

 

 

第1問。

これがなかなか難しい。

今出題したら完全に奇問・珍問の領域に入りますねww

 

とりあえず問題文を読んでみましょう

 

「下記物質ノ外形ヲ記シ且ツ之ヲ構成スル原素名又ハ化合物名ヲ附記セヨ。」

 

要するに形あるいは様子と構成物質の化学式を示せばいいのね。って思ったんですが、

その「下記物質」ってのがなんかよくわからない。

 

a)ポートランドセメント

 

何それ?初耳。ググります。

 

あー、普通のセメントのことね。

でも構成物質って何?二酸化ケイ素とか?よく分からぬ。

 

b)ベンガラ

 

ググるしかない。

 

赤色顔料の一種らしい。知らん。

答えは、赤色の外形で、主成分はFeO、っぽいです

 

c)の水晶はわかりやすいのでカット。

 

d)木炭ノ灰

 

言われてみれば、意外と知らない。いい機会だし、ググるか。

 

調べた結果、木炭に含まれていた有機物は気体となって大気中に放出され、金属元素などが灰となって残るらしい。しかし、金属元素といっても多種の金属元素が含まれるため、この問題では何を答えればよいのか。いっぱい入ってそうなCaかな?(憶測

 

 

ほぼここまで全敗してるわけですが、残すはあと2つ。

 

e)卵白

f)澱粉

 

構成物質って何書けばいいんだろう。卵白で、適当にアルブミンとか書いたらダメそうだしなあ

うーん、炭素!(放棄

 

もっとどうしていいのか分からないのが、外形。

卵白の外形ってどう説明すればいいんだ?

ものすごく表現力を問われてる気がします。

 

 

ってことで、パスで(笑)

 

 

次は、第2問ですね。

 

画像だと文字が読みにくいと思うので、書き出してみます。

 

「明礬ノ水溶液ニ過剰ノ苛性加里液ヲ加ヘタル場合ノ現象ヲ説明シ之ヲ化学式ニテ示セ。」

 

これはもう漢字テストですね(笑)

 

平易な日本語にすれば、

「ミョウバン水溶液に過剰の水酸化カリウム水溶液を加えたときに起きる現象を説明して、その反応の化学式を示しなさい。」

って感じですかね。

 

うーん。化弱にはきつい。何が起こるんだろう。だれか教えてー

 

 

第3問。

 

「石炭タール中ノ主要ナル成分ヲ問フ。」

 

知らない!

終わり!

 

 

ここまでほぼ全敗ですね。

 

じゃあ、最後は右ページのドイツ語をやりましょう。

と思ったんですが、長くなりそうなのでこちらは明日(か明後日)にまわします。

 

まあ見た感じ、知らない単語の羅列だったので、次回は辞書が大活躍しそうです。

 

 

 

 

ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございます。

少し問題を解いていくつもりだったんですが全然解けず、本当に覗くだけになってしまいました

もし答えがわかるよー、みたいな方がいらっしゃれば、教えてほしいです。

 

では今回もこの辺で、さよならー

 

 

 

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医学部受験とかいうタグ貼っても怒られないよね、きっと

ちょっと違う気もするけどww