少し、穏やかな時間が流れ始めました。
お婿さんはお骨を分けてもらったのでいつも次女のそばにいます。
まだ今だに声をあげて泣く事ができずにいる次女が、結婚前に長女と過ごしていた部屋も何か居候感があり自分の居場所が無くて苦しいと言うので、ちょうどリフォームしたばかりの窓辺の部屋へ居場所を作ってあげようかと思い…
リフォームのミスで雑然と並んだピアノや家具を片付けたり処分したりしようかとしたのですが…
ピアノも家具も思い出深く、処分することを当の次女がためらったこともあり、ひとまず仮にピアノの上に彼のお骨を置き、あるものを使って自分なりのスペースを作ったので、それで様子を見ることにしました。
私たちがあまりに心配で見張っていたら、泣くに泣けないのも当然のこと。
次女が自分からそう言ってくれてよかったです。
ご飯もちゃんと食べられるようになり、リビングで仕事をする姿を私も静かに見守りながら、こうしてブログを更新できるようになったことは…
きっと嵐の前の静けさなのでしょうが、少し羽を休めたい私にも落ち着いた時間となっています。
まだまだ、片付けないといけないものや、手続き、ことの真相に迫る事実を知ることも…
ここでしっかり心と体に力をつけないとできないですからね。
私は職場に大体の話をしてお休みをいただいていますし、長女も不定期で休みを取れるよう皆さんに理解を得ているので大丈夫。
次女の心の中が今どのあたりにいるのか…
心の乱れはまだまだ先のような気がしますが、私はひと足先にもう現実を受け止め始めている様で、正直いろんな場面で涙が溢れます。
あの二人が暮らした部屋に入るのも体が震えてしまったり、結婚前の幸せムービーを見せてもらったせいで、キッチンから見える景色は涙無くしては見られない…
あれほど幸せだった現実がなくなってしまったって思うだけで、次女が不憫でならない…
後から届いたプロフィールブック、デジカメに収められた楽しかった時の写真…
後数日で結婚式というだけでも胸が締め付けられます。
不意に泣きたくなっても次女がそばにいるので、私自身も吐き出す場所がないのです。
長女や主人は仕事に行くので外に出られるけれど、私はそうはいきませんから…
例えば、用事で次女と出かけても、おトイレに行った隙にいなくなってはいないか、ネイルに送り迎えしても、どこかに行かないで私を待っていてくれるか…
あの子がそばにいないと不安になってしまう…これも心の傷ですよね。
テレビで怖いニュースが流れたり、誰かが結婚したとか、幸せに結婚生活を送っている映像とか…
そういったものに過敏に反応してしまうのはむしろ私の方なのです。
なので、朝はZIPからラビットに変え、録画したドラマでも楽しい感じのものを見るようにしたり…
あの子の耳に引っかかる物を排除して…
何だかとても神経質になってしまう。
彼のことに関しては、早く忘れる必要もないし、胸の奥に自然としまえるまでは、前を向かなくてはと頑張らなくてもいい。
彼の話をしたいときはすればいいし、泣きたい時は泣けばいい。
なるべく自然に過ごすことを心がけてはいますが、それでも心は乱れます。
次女を見守りながら、自分の心も癒すためには、あの幸せだった日々の方がむしろ夢で、ただその夢から覚めて朝が来ただけなのだと…
そんな風に思った方がいいのかもしれませんね。
つづく
さてさて…
いろんなことで頭が動転していたようで、写真旅で宇治植物公園を三度も載せてしまったので、ひとまず消して…
改めましての更新です。
何か言葉にするのも難しいので、写真だけお楽しみください。
長女とお出かけした京都。
第2弾は兵藤鳳凰堂です。
この後は醍醐寺へ向かいました。