西坂來人/映像作家・絵本作家(しゅわップringTIME♪50) | しゅわップringミユキのブログ

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✨キンキンキラキラ近況ほうこく✨

2018年8月5日の公開収録イベントで、

移動カメラマンを担当してくださいました西坂來人(にしざからいと)さん。

実は4年前にご一緒して以来。

そして、イベントでは50回目のシークレットゲストとして

最後にご紹介させていただきましたが、ご紹介するには10分では時間が足りませんね。

それに、途中でお帰りになられた方々にも聞いて欲しかったのもあり

ここで改めて記事にしました(映像ではなく記事でのインタビューは初ですウインク

 

・・・・・・プロフィール・・・・・・・・・・・・

 

西坂來人(nishizaka raito)

 

映像作家 / 絵本作家

 

1985年生まれ。福島県出身。日活芸術学院卒。少年期の一時期を児童養護施設で過ごす。

東京を拠点に創作活動を行っており、MV、PV、企業向けVP、TV番組制作など

映像制作の他、イラストレーター、絵本作家としても活動中。

国際的に活躍する映像制作集団``Tokyo Cowboys``にて2018年に監督した短編コメディー映画

「The Benza」が国内外で各賞を受賞。

脚本・監督した短編映画「レイルロード・スイッチ」が福島民放新聞で紹介される。

http://www.minpo.jp/news/detail/2018090455052

世界的な経済誌であるForbesの日本版 Forbes Japan にも短編映画「レイルロードスイッチ」が紹介される

https://forbesjapan.com/articles/detail/22792

 

 

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「The Benza」詳細

韓国で行われる世界最大のweb映画祭「Seoul webfest」にて6部門でノミネート!

ベストパイロット賞を受賞。ライジングスター賞には脚本・主演を務めたクリス・マッコームに贈られ

ダブル受賞を果たした。

その後も、アルゼンチンで行われる国際映画祭「Otros Cines Indie Film Festival」にノミネート!

イタリアの映画祭「Mediterranean Film Festival」でベストコメディー賞を受賞!

 

 

〜さらに詳しくお話をお聞きしたいと思います〜

 

(ミユキ)まずは、「The Benza」 受賞!おめでとうございます!!

 

(西坂)あ、ありがとうございます^^

 

(ミユキ)受賞は初ですか?

 

(西坂)受賞自体は色々な場所であったんですけど、

    国際映画祭見たいな大きい場所で

    レッドカーペット歩いて、みたいなのは初めてでした。

 

(ミユキ)レッドカーペット歩いたんですか!!

 

(西坂)はい;^^

 

(ミユキ)わー!カッコイイ〜

 

 

(西坂)顔が緊張しちゃってて;^^

 

(ミユキ)授賞式の時は韓国語で対応したんですか?!

 

(西坂)そうですね、基本はみんな英語で、司会と通訳が入って。

    その中で私ともう一人だけが英語がわからなくて(笑)

    

    今回、本当はもう1作品ノミネートされていて

   「THE  WHEEL」っていうんです。

    WEBで見れますので、ぜひ!

    https://www.youtube.com/watch?v=1Z9d5xwGUPo

 

(ミユキ)はい!見てみます!

     その「WHEEL」合わせて13ノミネートされたんですね。

 

(西坂)そうなんです。13ノミネートされたので、

   「じゃ、みんなで行こう!」ってなって。

 

(ミユキ)みなさんって、何人いらっしゃるんですか?Tokyo Cowboys?

 

(西坂)何人行ったんだろう(写真を見ながら数え始める)

    もっといたかも。

    主要は7名で、プロジェクトごとに人を集めてやっています。

    

    Tokyo Cowboysには助監督でメンバーとして所属して、

    東京を拠点に活動してます。

    去年から監督として4本くらい作品をやっています。

 

(ミユキ)そうなんですね!

     新しい作品など考えていたりするんですか?

 

(西坂)決まってるのは、シリーズになる「TheBenza」で、

    クリスが脚本を作っていて

    10月末くらいから撮影が始まります。

    他にも色々な企画を考えていてどんどん作っています!

 

(ミユキ)楽しみです!

     テレビ化するのもあるんですか?

 

(西坂)WEBドラマという形で、韓国のオンデマンド配信でシリーズ化が決定されてるんです。

 

(ミユキ)わー忙しくなりますねー。

     そして、先日8月5日でもお話しくださった短編映画「レイルロードスイッチ」

 

「レイルロードスイッチ」詳細

RAILROAD SWITCHとは、鉄道の路線において「路線を分岐させるポイント」のこと。

この映画がきっかけで、少しでも多くの人に「社会的養護の課題」を知ってもらい

解決するための取り組みやサポートが拡充して行くことを期待しています。

世界を少しでも変えるスイッチになりたい。タイトルにはそんな想いが込められています。

 

YouTubeにて前編無料公開中!

HPよりご覧ください→www.nishizakaraito.com

 

(ミユキ)それとこちらもですね!

 

8月5日に宣伝するのをすっかり忘れてしまってすみません(;>_<)

 

(西坂)僕もちゃんと伝えてないので、お問い合わせがなくて(;^^)

 

(ミユキ)全面的にアピールしましょう!

 

(西坂)ありがとうございます!

 

(ミユキ)KOKOROIKIサポーターはレイルロードスイッチの為のサポーターですか?

 

(西坂)はい、プロジェクトスイッチというのは僕が企画したもので、

    Tokyo Cowboyはクリスが企画したもので、2014年から始めていて

    いろんな仲間を集めて映画を作っているんです。

    そこに僕も参加しつつ、自分でも脚本書いたり

    自分で発信したいという想いがあったので

    企画を立ててプロジェクトを進めています。

 

(ミユキ)これは広めたいですね!KOKOROIKI!

 

(西坂)ありがとうございます!

    KOKOROIKIいただきたいです!

    

    お金だけ集めるのはなんだか・・なんか自分の中で引っかかりがあって

    もちろんお金も大事なんだけど、それよりいろんな人の想いがのっかった方が

    いいんじゃないかなぁと思って。

    いろんなカタチで協力してもらった方が映画ももっともっと

    面白くなるんじゃないかなぁと思っています。

 

(ミユキ)素晴らしいです!

     「似顔絵をエンドロールに」って書いてある!?

 

(西坂)これ、あんまり反応してくれる人がいなくて・・・

 

(ミユキ)え〜!なんでだろう?

     エンドロールに載るって嬉しいことですよね!

 

(西坂)^^

 

 

 

(ミユキ)そして、絵本のことも改めてお話をお聞かせください。

     児童養護施設に行って絵本を制作してるんですよね。

     昨日も?

 

(西坂)そうですね、昨日行きました。

 

(ミユキ)東京でしたっけ?

 

(西坂)そうそう、都内の養護施設で。

 

(ミユキ)で、この前は福島で?

 

(西坂)僕がもともといた養護施設で、毎年夏休みになると行ってるんです。

 

(ミユキ)東京はたくさんの子供達が入所してるんですか?

 

(西坂)人が多い分たくさんいますし、

    僕が行っている都内のほうは定員があるから...

 

(ミユキ)定員・・・本当はみんなを受け入れたいけど、

     やっぱり職員やボランティアさんが少ない?

 

(西坂)やっぱり、そこだけに溢れちゃったら、ケアがちゃんとできないからね〜

 

(ミユキ)そうですよね。。

     それってあれですよね、

     ちょっと話変わりますけど、老人施設と同じですよね。

 

(西坂)あー、そうそう同じですよねー。

 

(ミユキ)心が痛いっていうか

 

(西坂)そうですねー、だから最近、新しい問題で

    施設が1人1人ケアできなかったり、虐待も増えてるから

    例えば、病院に子供が来て「虐待です」って診断を受けたら

    すぐに何処か施設に移さないと

    って思っても、受け入れ先がなくて、

    ずっと病院にとどまるみたいなケースがあるらしくて・・・

 

(ミユキ)ん〜、、何だろう、、何かワンクッション、

     一時預かり的な場所も作らないと病院も大変ってことですよね。

 

(西坂)児童相談所ってところは、一時保護所っていうところがあるんですけど

    そこも数が圧倒的に少ないので。

 

(ミユキ)ん〜

 

(西坂)だからこの前、手紙書いて亡くなってしまった虐待死の事件がありましたよね、

    悲しいけど、あれは手紙を書いてくれたから、みんなやっと気づいてくれた。

    でも、毎日くらい亡くなってるんですよ 実は。

 

(ミユキ)・・・

 

(西坂)やっぱりね数が少ないんですよ

 

(ミユキ)商業施設ばかり作らないで、そうゆう施設を増やして欲しいですよね。

 

 

     東京と福島以外の各地の施設へ行って活動したりもしてるんですか。

 

 

(西坂)最初はいろんな所でやれたらいいかなぁと思っていたんですけど、

    大事なのは子供達で、自分の活動ではないし、広めるのが目的ではないので。

    もともと始めたきっかけは

    2014年、福島のアニメーション

   「頰と左手〜それでも僕らは生きてゆく〜」を上映したとき、

 

(ミユキ)はいはい(見に行ったときのことを思い出す)

    

(西坂)たまたまそこで連絡を頂いて「短編映画を上映したいんですけど打ち合わせしませんか」

    って言われて繋がったNPOさんがいて、

    その方が「今度、児童養護施設で、これから活動を色々としたいと思うんですけど

    何かありませんか」って。

    その流れで僕が、前から絵本づくりを子供達とやりたいと思ってることを話たら

    「じゃぁ、それやりましょう!ってなって、

    福島の養護施設を何ヶ所か行ったりしてやってたんです。

 

    「子供達との絵本づくり」は、子供達の自己肯定感を高めることが目的なんですね。

    なぜかというと、

    自己肯定感が低いことによって子供達が大人になったときに、

    困難を乗り越えられない・自分のことが嫌い

    ということにならないように、子供達の心を柔軟に育ってくれたらいいなぁ

    って想いがあって、

    僕自身も絵を描いたりして自信がついていったところもあるので。

 

    コミュニケーションって話すだけじゃなくて、

    何か物を作る表現で人と繋がれるし、

    うん、なんでもいいんだよ、音楽でもいいし。

    その中で僕は子供達と絵本を作ることで、

    コミュニケーションでポジティブになって欲しい。

    1回では効果がないと思うので、何回も通って、通って、

    子供達との関係性を築いて行くことも大事だなぁって

    思っているんで、今は都内の児童養護施設だけ通ってます。

 

    あとは毎年、僕の通っていた養護施設には行ってるんですけど、

    今そこは児童養護施設として活動はしてなくて

    託児所?学童保育みたいになっています。

    子供達の成長を見守りながら、年に2~3回のイベントとして通っています。

 

 

    普通の家庭だったら当たり前に一定の大人との関わり合いってあるじゃないですか。

    でも、施設だと職員さんが替わっちゃったりとか。仕事なので仕方ないですけど、

    ずーっと継続的な大人との関わりがないので、

    大人との信頼関係を築けなくなっちゃうこともあるので

    僕はずっと同じところに行って関係性を築くようにしています。

 

(ミユキ)そうなんですね〜

 

(西坂)長くなってしまって、すみません。

 

(ミユキ)いえいえ有難いです、そこまでお話ししてくださって。

 

     では最後に

     今後やりたいことはありますか。

 

(西坂)映画に関しては長編を撮りたいですね。

    作るに当たって養護施設を退所した人たちとの繋がりもできているので

    お話を聞いてリアルに作品を作って多くの人たちに見てもらえるように

    いろんな劇場で上映してもらえるようにするってことが目標です。

    それによって、社会的養護についても知ってもらうきっかけになって

    みんなが意識を持ってもらって、認知度が上がれば

    それだけ変わるものがあると思っているから。

    政治家も動いてくれて、お金も増えるというメリットもありますし、

    お金が増えることによって、ちゃんとしたケアもできる。

    民間の方が動きが早いので、問題意識を持ってる人がいっぱいいることで

    「あ!こんなことできるんじゃない?」ってアイディアが出てきたり

    「こんなことできるよ!」って人が出てきたり、良いことがたくさん。

    

    よくなる為には認知度をあげるってことが大事なので

    いつでも関心を持ってくれる人が増えてくような

    取り組みを続けていきたいと思っています。

 

(ミユキ)ありがとうございます。

 

 

・・・・・・・・・・・取材終了・・・・・・・・・・・・・

 

 

ご自身が児童養護施設出身だからこそ感じる、

伝えられる、寄り添える活動をされているんですね。

「子供が好き」だけでは補えない

大切なことを知ることができました。

今後、ますますお忙しくなる西坂さん。

貴重なお時間をありがとうございました。

 

2018年8月27日

 

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取材した場所は、西坂さんに決めていただきました♪

「プラッフィーカフェ」(PLUFFY CAFE)

下北沢駅徒歩3分 パンケーキ・サンドイッチなど。

http://lbk.jp/shimokita-pluffy/

 

 

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