夏休みの自由工作。遅れた。 | 酋長のひとりごと

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ようやく歴代のブログを1本にまとめました。最初からお楽しみ下さい。

2021年4月より、「夏男のひとりごと」に名前が変わりました。が、「それではつまらん」と外部からのご指摘を先程受けまして、戻します。てへっ☆

写真ではあんまり分かりませんけれど、GPZも今年で御年33歳、

外装部品の傷や色褪せが、この私を持ってしても耐え難くなってきました。

そろそろ何とかしたいものですが、塗装。塗装か。

 

 

写真のとおりこれまでは比較的ノーマルを保つようにしてきましたが

スーパーカブ、ジェベルと合わせてノーマル風味3台はさすがに飽きたのと

いやらしい話GPZは売却する時の価格を考えると

あんまり変な改造をしないほうがいいのかな…と考えていましたが、

旧車バブルも終わったらしいので、もう、いい!やる!

 

 

夏休みシーズンのある日、どうせ猛暑で乗らないので

外装一式を外して下準備をします。

バイクの色は塗装だけではなく、結構デカールで表現されているので

これを全部剥がして表面を平滑に仕上げます。

 

 

ん、カワサキ純正のデカール、単品で買うとえぐいお値段がするだけに

めちゃくちゃに薄い。そして、めちゃくちゃに糊が強力…!

1日カウル1枚くらいしか処理が進みません。

ホットガンで炙ってからスクレーパーでデカールを剥がし

カウルに残った糊を…除去し切れません。

最後は強引に耐水ペーパーで削りました。

 

 

ガソリンタンクを削るのはさすがに勇気がいりましたが

意を決してガシガシ耐水ペーパーをかけます。

もう知らんで。どうなっても戻れへんでー!

あっ、大昔の板金修理の跡が出てきました。

 

 

結局これくらいになるまで耐水ペーパー地獄です。大変!

しかしこうしてみると、GPZ900RのA7は

黒、ガンメタのグラデーション、金色のラインと文字で

結構複雑な色と思っていましたが

本当に塗装しているのは黒とガンメタのツートンだけなんですね。

上手いことデカールで仕上げているんだ。

 

 

アッパーカウルとセンターカウルの継ぎ目の爪が

いつの間にか割れてどっかに行っていたので

ついでにアルミの板を加工して修理しておきました。

複雑な形状なので3個くらい作り直すハメになり

ここでも結構時間を取られました。

 

 

いつの間にか夏休みが終わってしまい2学期ですが

ようやく本題の塗装です。

まずは下地塗料のプライマーサーフェイサーをじっくり吹きます。

ところで、塗ってる途中の下が透けてるの、

考えようによってはカッコよくないか。

 

 

プラサフ吹きがきれいに決まりました!

艶消しの明るいグレーです。ん、これは、連想するものがある。

 

 

最初企画した時は、実は漫画「あいつとララバイ」の

スターダストブラザーズ(私は弟なので赤い方)を再現しようと

マフラーをヨシムラに戻し、赤い塗料まで準備をしておりました。が。

 

 

 

「もう少しふざけたカラーにしないんですか!」とのご意見を

皆様より多数頂きまして、

映画「トップガンマーヴェリック」にちなんで

劇中に出ていた戦闘機の色はどうでしょう。と言うか、できてる?

トム:クルーズが乗ってるP-51マスタング、なんと私物なんですって。

あと、さすがハセガワのパッケージ写真は完璧だな!

 

 

 

ということで仮組みまで行きました。おお、ええのう。

偶然ホイールを金色からガンメタリックに交換していたので

色味が全くない面白さすらあります。

まあここから戦闘機っぽくするように色々していこうと思うのですが

これはこれでしばらく楽しむかな!

 

 

こうして色味を排して眺めてみると、

結構複雑なプレスラインが入っていて、面白い造形なんですね。

ガソリンタンクに片側3本のラインが入っているなんて。

ところでこの話は続きがあるに違いないので、

ガソリンタンクの左側に、傷防止の養生テープが仮貼りされています。

この後どうしよう。検討しておきます。

 

 

私ミリオタなので、面白くなって色々調べ出しましたら

映画「この世界の片隅に」の片淵須直監督が

長年謎だった零戦の塗色を解明する、という快挙を成し遂げていたり

米軍の戦闘機に良く描いてあるセクシーなお姉さんに元ネタがあって

アルベルト:バルガスさんという有名な絵師さんがいる、と

消防団の大先輩から大判のカレンダーまで頂いてしまったり

航空自衛隊浜松基地まで行って、勝手に実機の調査をする猛者が現れたり

なんかもう話が壮大になってしまいましたが、省略(笑)。