原発という原爆をも凌ぐ大規模環境破壊装置を巡り、ロシア・ウクライナ双方が攻撃し合うチキンゲームで、

プーチン、ゼレンスキーどちらかが、ブチ切れたなら・・

ドローン、ミサイルが制御が狂い、想定外の地点に着弾したならば・・

破滅の足音は、すぐ其処までやって来ている。


 Yahoo!ニュース・デイリー新潮 8/6(土) 7:00配信
ウクライナ軍が神風ドローンでザポリージャ原子力発電所を攻撃 いくらなんでも危険すぎる
【ロシアがウクライナに侵攻してから5ヶ月が経過したが、戦線は膠着状態に陥り、泥沼の様相を呈し始めている。両軍の攻撃が激化する中、日本ではあまり注目されていないが、「核」を巡って極めて深刻な事案が発生している。

 7月20日、ウクライナ軍は「自国の攻撃型ドローンがロシア軍によって占拠されたザポリージャ原子力発電所を攻撃した」と発表した。ウクライナ軍によれば、攻撃ドローンで3人のロシア兵が殺害され、12人のロシア兵が負傷した。攻撃を受けて爆発する施設や逃げ惑うロシア兵の様子なども公開されている。

 過去を遡れば、建設中の原子炉が軍事攻撃を受けた事案はいくつかあった。イスラエル軍によるイラクのオシラク原子炉空爆(1981年6月)やテロリストによるフランスの高速増殖炉への対戦車ロケット攻撃(1982年1月)などだが、運転中の商業用原子力発電所が軍による地上攻撃にさらされたのは初めてだった。

 ロシア軍が3月に占拠して以降、ザポリージャ原子力発電所の危機は小康状態を保ってきたが、再び「ドローン攻撃」による危険にさらされた形だ。

原子力事故が勃発すれば…

 軽水炉の本体は航空機が衝突してもびくともしないように設計されていることから、ウクライナ軍は「神風ドローンで標的をピンポイント攻撃すれば、放射能の流出などの深刻な事態を招くことなく、ロシア軍を無力化できる」と考えているようだが、油断は禁物だ。軽水炉には炉心の周辺で生じたトラブルを適切に処理しないと炉心溶融が起きるという弱点がある。東京電力の福島原子力発電所の重大事故も炉心本体の問題ではなく、外部電源の喪失により引き起こされたものだった。

 想像したくないことだが、万が一、ウクライナで戦闘が原因で重大な原子力事故が勃発するような事態となれば、その悪影響は計り知れない。

 欧米諸国は一斉に「原子力シフト」に舵を切り始めており、日本政府も「今年の冬の電力を確保するため原子力発電所を最大9基稼働させる」との方針を示している。

 だが、ウクライナで重大な原子力事故が発生すれば、世界の人々は「原子力発電所は深刻な放射能漏れを起こす危険性がある」ことを改めて痛感することになり、原子力推進にとって「とてつもない逆風」となってしまう可能性が高い。

 国際社会はウクライナ・ロシア両軍に原子力発電所を巡る戦闘行為を直ちに停止するよう求めるべきではないだろうか。】一部抜粋


 Yahoo!ニュース・フジテレビ系(FNN)8/8(月) 11:57配信
ザボリージャ原発に再び攻撃 国連事務総長「自殺行為だ」

【放射能漏れが懸念される中、ウクライナ南部にあるヨーロッパ最大規模のザポリージャ原発に、再び攻撃があった。

ウクライナ国営の原発運営会社によると、ヨーロッパ最大規模のザポリージャ原発が再び攻撃を受け、ロシア軍のミサイルが、使用済み核燃料の貯蔵施設のすぐ近くに着弾するなどして、職員1人が負傷したとしている。

一方、ロシア国防省は、「ウクライナ軍の攻撃だ」と主張している。

広島の平和記念式典参列のために来日中の国連のグテーレス事務総長は、原発への攻撃を厳しく非難した。

国連・グテーレス事務総長「どんな原子力発電所への攻撃も自殺行為だ。攻撃が終わることを願っている」

ザポリージャ原発には前日にも攻撃があり、IAEA(国際原子力機関)は、「核災害の現実的リスクが示された」と警告、ロシア・ウクライナ双方に自制を求めていた。】