再稼働同意というセレモニーに、立地自治体の首長として、恒例?となっている「苦渋の判断」を された丸山・島根県知事。

不安のない生活をするには原発はないほうがよく、なくしていくべき・・現状では」」と、苦しい?胸の内を吐露したが・・

1年以上先の再稼働に今、苦しくもない?「苦渋の判断」をする必要はないのでは?

松江市長が再稼働同意 島根原発2号機、“苦渋の決断”のご褒美欲しさに? 住民投票案は否決

「再稼働」強調しても、すぐ動かせる原発なし 知事容認の島根原発も1年以上先の見通し

「苦渋の判断だ」丸山知事 再稼働同意を表明 2号機、地元手続き完了

「地元の理解重要」と、松野官房長官は言うが、理解を示したのは 地元住民ではなく、立地自治体の首長や議員様なのでは?
官房長官、島根原発2号機再稼働同意を歓迎「地元の理解重要」


 東京新聞 2022年6月2日 10時48分
島根県の丸山知事が再稼働に同意「原発はなくしていくべきだが…現状では一定の役割」 中国電力島根原発2号機

【丸山知事は午前10時に始まった本会議で、45分にわたって再稼働の理由を説明した。

 その中では「不安のない生活をするには原発はないほうがよく、なくしていくべきだと私も思います。一方で、必要な電力は供給される必要がある。現状では原発が一定の役割を担う必要があると考えます」「県民の皆さんに不安や心配が残るものであり、苦渋の判断です」と述べた。

 島根原発は全国で唯一、県庁所在地に立地。避難計画の策定が義務づけられる30キロ圏内には島根、鳥取両県の6市があり、人口は約45万7000人。そのうち、寝たきりの高齢者や障害のある人ら避難時に支援が必要な住民は約5万2000人。30キロ圏内人口が約94万人と最多の日本原子力発電東海第2原発(茨城県)周辺の要支援者約3万8000人を上回り、避難計画の実効性が課題となっている。】一部抜粋


 毎日新聞 2022/6/2 10:26
原発マネーでハコモノ林立 「依存症だった」立地自治体のいま

【原発の建設で、町には桁違いの交付金や原発施設の固定資産税などがもたらされた。町誌によると、65年度に1億4261万円だった一般会計決算の歳入総額は、75年度に9億8779万円に跳ね上がった。2号機が運転を開始した89年以降はさらに増加し、95年度は43億7317万円に達した。 

町内には集会所や総合体育館、野外音楽堂などの公共施設が次々に建設された。集会所は地区ごとに建てられ、町誌によると電源交付金によって88年までに20カ所が完成した。総合体育館はプロバスケットボールの試合が開催されるほど充実した設備がある。89年に約3億1400万円を費やして完成した鹿島文化ホールには、「世界3大ピアノ」の一つとも称されるベーゼンドルファー社(オーストリア)製が備わる。購入額は約770万円だ。

 一方で原発は、町が期待したような自立につながる産業を生むことはなかった。6…】
一部抜粋