第二世界大戦の勝利し、国際連合の安全保障理事国に収り、原爆を合法的?に保有する米・ロ・英・仏・中、五大核保有国の指導者の誰かひとりが暴走したなら・・

【イラク戦争10年】「大義なき戦争」仕掛けたアメリカ・国際社会の罪

核には正義と悪が?北朝鮮、核保有国が牛耳る安保理決議に違反し 新たにプルトニウム生産

まず、総理から前線へ! もし、戦争を望む為政者に、最前線での従軍を義務付けたなら・・

大量破壊自爆装置=原発と、大量破壊兵器=原爆のダブルスタンダード

日本海の向こうにある某国にとっては、日本海側に並べた原発は、安全装置の外れた原爆も同じ。
たった一発で日本は、存亡の危機に陥れることが出来る、格好の標的。

敵国の原発=自国の原爆? アルメニアの原発攻撃警告 国境紛争でアゼル国防省

原発は格好の標的、たった一発で日本壊滅!愚か過ぎる「潜在的核抑止力論」

ロシアのウクライナ侵攻で、「有事には原発が攻撃対象となる」現実を見て尚、
原発を再稼働させよとは? 政権党の幹部が正気で言っているのなら、空恐ろしいことだ。

 
 時事ドットコムニュース 2022年03月27日20時43分
原発は再稼働を 自民・世耕氏
【自民党の世耕弘成参院幹事長は27日、徳島市内で開かれた会合で、ウクライナ危機を引き起こしたロシアへの日本のエネルギー依存度を引き下げる必要があるとして、原発の再稼働を進めるべきだとの考えを強調した。】一部抜粋

 FNNプライムオンライン 2022/03/27
山火事で放射性物質拡散のおそれ チェルノブイリ原発攻撃受け

【ウクライナ議会は、チェルノブイリ原発の周辺で大規模な山火事が発生していて、放射性物質が拡散するおそれがあると警告した。

ウクライナ議会のデニソワ氏によると、ロシア軍による攻撃で、チェルノブイリ原発の周辺で大規模な山火事が起きているが、ロシア軍が原発を占拠しているため、消火活動ができていないという。

このため、これまでに1万ha以上が消失し、木などに付着していた放射性物質が、ヨーロッパなど周辺国に拡散するおそれがあると警告した。

デニソワ氏は、IAEA(国際原子力機関)に専門家の派遣を要請するとともに、ロシア軍に撤退するよう求めた。】


 時事ドットコムニュース 2022年3月27日
核の恐怖、今さら気付いた「有事には原発が攻撃対象となる」現実【コメントライナー】

【ロシア軍によるウクライナの原子力発電所への攻撃に、世界は震撼(しんかん)した。

 ロシア軍は2月24日、ウクライナへの侵攻を開始し、1986年に爆発事故を起こした北部のチェルノブイリ原発をいち早く占拠。3月4日には、南東部にある稼働中のザポロジエ原発を砲撃し、制圧した。

 もし、欧州最大級のザポロジエ原発が爆発すれば、チェルノブイリ原発事故の10倍の被害にもなるという。周囲の放射線量に変化はないと報じられたが、ロシアは原発敷地内で弾薬を爆発させたりしている 。

 電力の大半を原発に依存するウクライナの急所を押さえ、恐怖心を与えるのがロシアの狙いか。ロシアは「核を人質にした」と非難されている。有事の際、原発は攻撃対象になることが、これではっきりした。

 ◆怖いものなし

 「ロシアは核大国だ」と豪語し、核兵器使用をちらつかせるロシアのプーチン大統領。

 ロシア政治に詳しい廣瀬陽子慶応大教授が日本記者クラブの会見で、「ウクライナ侵攻に合理的な説明はできない」「もうプーチンに怖いものはない」と語っていたことは印象に残った。

 世界保健機関(WHO)の発表によれば、ロシアの平均寿命(2019年)は73.2歳で、男性は68.2歳。プーチンは既に69歳で、ロシア男性の平均を上回っている。

 プーチンが自身の余命をどう思っているのかは知らないが、あの男が「核のボタン」を持っていることは今や全世界の恐怖だ。

 狂気(=怖いもの知らず)の独裁者に対し、核抑止論は通用しない。理性のある国家指導者は、「核対核」の全面戦争、人類の滅亡につながる核攻撃は決断しないと思うが、プーチンは違うかもしれない。

 スタンリー・キューブリック監督の「博士の異常な愛情」という古い映画を思い出す。米ソ冷戦時代、精神に異常を来した米国の将軍がソ連への核攻撃を命令して展開される、ブラックユーモア満載のフィクションだ。

 とはいえ、現実の「核」の恐怖をまざまざと感じさせ、ソ連は核攻撃されると、自動的に人類滅亡の報復攻撃を発動するという設定だった。現実の世界では決してあり得ない、と言いたいところだ。

 ◆色もにおいもない恐怖

 あのチェルノブイリ原発事故は時事通信入社直後だった。初任地の福岡で、九州電力前の原発反対デモを取材、その配信記事は初めて新聞に掲載された。まだ、日本の原発は安全だと信じていた。

 政治部デスクの時、社の出版物に「被爆二世として」と題した署名のコラムを書いた。オバマ米大統領(当時)が「核兵器のない世界」を訴えたプラハ演説や、長崎出身の被爆者である父の体験にも触れた。

 最後は「核兵器廃絶は決して夢物語ではないと信じたい」と理想論を書いた。

 2011年3月11日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で、日本の原発は安全だという「原発神話」は崩壊した。

 数カ月後、野田政権の時、福島第1原発の首相視察に同行する機会があり、福島原発20キロ圏内で防護服に着替えて取材。色も、においもない放射能の恐怖を感じた。

 ウクライナ危機に関連し、安倍晋三元首相は日本の「核兵器の共有」議論に言及。与野党からは、原油価格高騰を理由に原発再稼働を求める声が出た。核兵器と原発のリスクに考えが及ばない人たちにはあきれている。

 唯一の被爆国である日本で、米国の核兵器の共有はあり得ない。3月16日には震度6強の地震が宮城、福島両県で起きたばかりだ。

 有事に原発へのミサイル攻撃は防げるのか。政府は野党の質問にまともに答えない。今も「核」の恐怖は消えない。(一部敬称略)

 (時事通信社「コメントライナー」より)】