東日本大震災で、福島第一原発がメルトダウン事故を起こして以来、大きな地震がある度、ろくに点検もせず、「原発に異常はありません」??と、誤魔化し続けてきた原子力ムラでしたが、13日の震度6強の地震では・・
福島原発、地震の影響大=汚染水タンクはズレ、地震計の故障放置はバレ、格納容器の圧力は低下
【菅首相は、14日未明の会見で、原発「すべて正常」と、(被害状態を把握することなく)早々に安全宣言したが、実際には・・】

今回も加藤官房長官は、早々に「原発に異常なし」と、根拠のない決まり文句。
女川・福島第2原発に異常なし=東北の地震受け加藤官房長官

しかし、東北電力・女川原発では・・

 TBS NEWSチャンネル 2021/03/20
宮城 震度5強 女川原発のプールに落下物



 Yahoo!ニュース・河北新報 3/22(月) 10:49配信
震度5強の地震で燃料プールに金属片落下 宮城・女川原発3号機
【東北電力は21日、宮城県で最大震度5強を観測した20日の地震で、女川原発3号機(宮城県女川町、石巻市)の原子炉建屋にある使用済み核燃料プールに、点検用の足場の部材とみられる金属片1個が落下したと発表した。落下物は小さく、プール内の燃料集合体への影響はないという。

 東北電によると、地震後の現場パトロールでプール内に金属片1個を確認した。小さいが、具体的なサイズは分かっていない。近くの原子炉建屋最上階の床にも、金属片(縦5センチ、横3・5センチ、厚さ0・5センチ)1個が落ちていた。

 他に1、2号機の主要建屋につながる通路の天井ガラスにひびが入るなどの被害はあったが、安全上重要な設備に異常はなかった。

 また、2月13日の福島県沖地震でプールに落下したボルトなどのうち1個の所在が確認できなくなり、水中カメラを使うなどして点検、回収を進める。】


 NHKニュースWEB 2021年3月21日 6時34分
【各地の原発影響】女川原発のプールに落下物(21日午前5時)
【東北電力によりますと、20日の地震で震度5強の揺れを観測した宮城県石巻市などにある女川原子力発電所では、3号機の最上階にある核燃料を保管するプールの中で、小さな落下物が1つ確認されるなどしたということです。一方、原子力規制委員会や電力各社によりますと、宮城県、福島県、茨城県にある各原子力発電所やその周辺では、21日午前5時現在、放射線量を測定するモニタリングポストの値に変化はないということです。

東北電力 女川原発 落下物を確認 今後回収を進める
東北電力によりますと、20日の地震で震度5強の揺れを観測した宮城県石巻市などにある女川原子力発電所でパトロールを行ったところ、3号機の最上階にある核燃料を保管するプールの中で小さな落下物を1つ確認したということです。

また、同じフロアの床面にも似たものが1つ落ちていて、これらは点検用の足場の部材とみられるということです。

3号機のプールには1386体の核燃料が入っていますが、東北電力は、落下物が小さいことから核燃料への影響はないと考えているとしています。

一方、このプールには、先月13日の地震でも点検用の足場からボルトなどが落下していましたが、昨夜の地震のあと、このうちの1つがプール内で確認できなくなったということです。

東北電力は、今後、プール内に水中カメラを入れて詳しい点検を行うとともに落下物の回収を進めるとしています。

このほか、20日の地震によって一部、通路の天井のガラスにひびが入るなど、軽微な被害が確認されましたが、きょう午前4時現在、安全上問題がある被害はないということです。

原発周辺の放射線量を測定するモニタリングポストの値にも変化はないということです。
東京電力 福島第一原発 21日朝から詳細な調査
福島第一原子力発電所がある福島県大熊町と双葉町では昨夜の地震で震度5弱の揺れを観測しました。

東京電力によりますと、21日午前2時現在、福島第一原発の1号機から3号機では、溶け落ちた核燃料がある原子炉や原子炉をおさめる格納容器への注水を継続していて、格納容器内部の温度や水位、それに圧力に大きな変化はないということです。

東京電力は、引き続き、状況を監視しています。

また、原子炉建屋の最上階にあり、核燃料が残されている使用済み燃料プールの冷却設備も通常どおり動いているということです。

敷地内にある放射線量を測定するモニタリングポストの値や、空気中の放射性物質の量を測るダストモニタの値にも異常はないということです。

東京電力は、汚染水を処理したあとの水をためている多数のタンクについて、午前2時現在、漏れなどは確認されていないとしています。

タンクにずれがないかや、タンクどうしをつなぐ配管に変化がないかなどの詳細な調査については、21日始めるとしています。

先月13日の地震の際は、原子炉建屋にある格納容器内部の水位の低下やタンクにずれが認められるなどの影響がありました。

また、このとき、故障したままでデータを取れなかった3号機の地震計は、19日から新たに運用が開始されていて、今回の地震では正常に作動したということで、東京電力は今後、データを評価していくとしています。
茨城 東海第二原発と再処理施設など 異常は報告されず
このほか、▽福島県にある、廃炉が決まっていて運転をしていない東京電力の福島第二原発、▽茨城県東海村にある日本原子力発電の運転を停止している東海第二原発、▽同じく東海村にある日本原子力研究開発機構の高レベル放射性廃液を保管している再処理施設などの原子力関連施設では、これまでのところいずれも異常は報告されていないということです。

原子力規制委員会や電力各社によりますと、午前5時現在、いずれの原発などの周辺で放射線量を測定するモニタリングポストの値に変化はないということです。】