溢れる才能、滲み出る人柄、一ファンとして誇らしい限りです。


テイクアウトライフとは?

 朝日新聞  2020年12月31日 5時00分
(ひと)野口五郎さん コロナ接触通知アプリを開発した歌手

【久々のステージに身震いした。デビュー50周年の全国ツアーはコロナ禍で多くが中止に。今月、東京都内のホテルでディナーショーを敢行した。感染対策のため、例年の倍の広さの会場内を巡り、定員半分の400人の観客一人ひとりの顔を見つめながら歌った。

 会場には、今夏開発したアプリ「テイクアウトライフ」のQR…】


 毎日新聞 2020年12月9日 東京夕刊
特集ワイド 野口五郎さんがコロナ対策アプリ開発 歌いたいから安心な環境に
【「私鉄沿線」など多くのヒット曲で知られる歌手、野口五郎さん(64)がコロナ禍の中、意外な活躍で話題になっている。災害時にも有効な、あるシステムを開発したというのだ。デビュー50周年の節目とも聞き、東京都内のオフィスを訪ねることにした。

 「それは苦しいですよ、だって歌手なんですから」。15歳でデビューし、歌に人生をささげて半世紀。記念となる、まさにこの年を襲ったのがコロナ禍だった。「歌える機会はいっぱいあったのに、どんどん中止や延期になってしまって」。やりきれない思いを抱える中、「僕に何かできることはないのか」と自問を続けた。そして自粛期間中の数カ月でひねり出したのが、不安の中にいる人たちに「安心・安全」を届けるアプリだったという。

 野口さんといえば、ラブソングの甘い歌声をイメージするが、実は知る人ぞ知る発明家である。たくさんの特許も取得している。ユニークな研究も手掛けていて、振動に関する研究内容が英科学誌で紹介されたこともあった。】