もし万が一 安全に取り出せたとしても、秒殺レベルのデブリを 安全に保管する技術も設備もない安易な挑戦?は、無謀というしかない。 

チェルノブイリの “象の足”と名付けられた燃料デブリは、撮影者の命と引き換えに全容を確認できるが、その取出しは500年後とも・・
チェルノブイリで500年以上かかる「燃料デブリ」取り出し、福島原発で“来年は困難” どころか・・

前原子力規制委員会委員長の田中俊一氏は、「気中で取り出すなんて、原子力工学を少しでもかじった人なら考えない」と・・

原子力ムラの低レベル技術陣は、穴あき状態で水を張れず、気中法という人命無視の超危険な工法での取出しを、止む無く?選択したようだが・・
福島第1原発 2号機からデブリ取り出し 世界に例のない 超危険で無謀な「気中工法」で・・
【デブリの放射線は秒殺レベル、それを(放射線を遮る)水中ではなく、空気中で取り出すなど狂気の沙汰。

「気中工法」は、各国の廃炉の作業でも前例がなく、放射性物質の飛散や放射線をどう防いで?? 馬鹿も休み休み言え!


チェルノブイリ 核燃料除去まで500年以上・・福島原発廃炉は〝最長40年〟??
【信じたくないだろうが、これが真実。

日本では、福島原発の廃炉まで〝最長40年〟などという悪質なデマが、
真しやか(まことしやか)に流布されているが・・

〝最長40年〟など悪い冗談。「500年」でも可能かどうか?】



 TBSニュース 25日 0時16分
福島第一原発の「燃料デブリ」取り出し開始 少なくとも1年遅
【東京電力は、福島第一原子力発電所の事故で溶け落ちた核燃料=「燃料デブリ」の取り出しを開始する時期について、少なくとも1年程度は遅れると発表しました。

 東京電力は、福島第一原発の事故で溶け落ちた核燃料=「燃料デブリ」の取り出しを来年、まず2号機で開始する予定でした。しかし、「燃料デブリ」を取り出す際に使用するロボットアームのイギリスでの開発や試験が新型コロナウイルスの影響で遅れていることから、取り出しの開始が少なくとも1年程度遅れることになりました。

 東京電力は、ロボットアームの試験の一部を日本で行い、遅れをできるだけ短くしたいとしています。また、廃炉完了までのスケジュールへの影響については、ないとの認識を示しています。】


 東洋経済 2020年12月26日号
福島原発事故から10年 厳しい燃料デブリ取り出

【東京電力・福島第一原子力発電所では、事故から10年が経過する2021年に廃炉作業の最難関にさしかかる。原子炉の炉心から溶け落ちた核燃料と、制御棒や炉内の構造物が混ざって固まった燃料デブリの試験的な取り出し作業を開始する。

燃料デブリは人が近づくことができないほどの強い放射線を発する。現時点での可能性は低いとされるものの、今の状態を長期にわたって放置した場合に再び臨界(核分裂の連鎖反応)を引き起こしたり、水と反応して水素が発生するリスクも指摘されている。】


 bee-media・NO FAKE! NO HATE! NO FLATTERY! 2019年6月5日
本当に燃料デブリ取り出しは可能なのか?~2号機内部調査で分かったこと~
【東電は小石状のデブリをロボットハンドが把持したことで、あたかもデブリ取り出しに向けて一歩を踏み出したかのように喧伝するが、内部の状況が明らかになるにつれ、「デブリ取り出し」が極めて困難であることが明らかになってきた。

これまでの2号機格納容器内部調査で何が分かったのか、デブリ取り出しとはどういうことなのか、希望的観測や幻想を捨てて冷静に考える時である。

燃料デブリ取り出しとは何なのか?

 デブリ取り出しのためには本来格納容器に水を張らなければならない。しかし2号機では圧力抑制室の最も下の部分に穴があると見られ、水を張ることができない。格納容器の貫通部から気中でデブリを取り出す方法が考えられており、「気中工法」などと呼ばれているが、前原子力規制委員会委員長の田中俊一氏は、気中で取り出すなんて、原子力工学を少しでもかじった人なら考えないと語っていた。水は遮蔽体として、また高線量の粉塵を封じ込めるために必要不可欠の存在なのである。
 ペデスタル内部のデブリは体積から考えて10から20トンほどだろう。今回の調査で表面の状態は少しわかったが、堆積物の内部がどうなっているか、まだ全く分からない。またペデスタルの外に流れ出ている可能性も否定できない。
 取り出さなければならないデブリの量は100トンを超える。大半は圧力容器の内部にあるとみられる。ミューオンという素粒子を使った透視技術によると、圧力容器内部では本来核燃料があるはずのところに大きな塊がないことから、燃料の大半が溶けて圧力容器底部に溜まっているとみられる。装荷されていたウラン燃料の重量は100トン超、その他に制御棒や炉内の構造物も溶けて混じった可能性があるので、デブリ全体では100トンをはるかに超えるだろう。小石状のデブリをつまんで取り出すといったレベルではないのである。

 圧力容器内のデブリを取り出すには格納容器の蓋と圧力容器の蓋を開けなければならない。しかし水を張らない状態で蓋を開けるのはほぼ不可能である。仮に格納容器が修復されて水を張れたとしても、デブリ取り出しは極めて困難だ。圧力容器内には上部に蒸気乾燥器、気水分離機、炉心スプレイ系の配管、上部格子版などの炉内構造物があり、これらを取り除かなければならない。中心部にはまだ燃料が残っているかもしれず、下部のデブリに到達するには炉心支持盤などが障害となることが予想される。
 さらに原子炉全体の廃炉となると気の遠くなるような危険かつ困難な作業が待っている。デブリで汚染された圧力容器本体や格納容器本体など、解体すべき高レベル線量の構造物が立ちはだかっているのである。】一部抜粋