当初、「不気味な船」に不安を抱く市民に、三菱重工は、
乗員が船を降りることはない」 と、虚偽の説明。しかし実際には・・

 KTNテレビ長崎 2020年4月24日 21:10
新型コロナ感染確認のクルーズ船から長崎県営バスが1日24往復 乗組員の行動歴は

【長崎県によりますと、クルーズ船「コスタ・アトランチカ」の乗組員が利用していて、1日に4台のバスが工場と長崎市内の間をのべ24往復していたということです。

また2月初旬から3月下旬までの間には、修繕を請け負っていたクルーズ船2隻のために貸し切りバス25台が運行され、帰国する乗組員などを長崎空港や福岡空港、福岡市内のホテルまで送っていたということです。】一部抜粋

落ち目の名門・三菱は、リスクを取ってでも、こんな半端仕事?が欲しかった??
名門・三菱の凋落:国産ジェット機「MRJ」でも・・5度目の納入延期-「勉強すべきだった」

「3月6日には国内の感染拡大を受けて県が三菱を通じて下船自粛を要請。だが福岡出入国在留管理局によると、15日からの1カ月間で乗員交代のため約90人が下船し、新たに約40人が乗り込んで・・」

「県が船外への外出自粛を三菱に求めたのは3月13日。感染拡大に備える改正新型インフルエンザ等対策特別措置法が成立した日、三菱側は「3月14日以降の乗り降りはない」と明言したが、22日の会見では一転し「船会社の判断で乗員の下船があった」と訂正。」

感染の経路は(1)船外に出た乗員が市内で感染(2)感染した交代要員が乗船-の二つの可能性

ドック入りの際、接客要員は下船するのが通常だが、世界的な感染拡大による突然の運航休止で足止めされたとみられ・・」


【特集】長崎に停泊している深い理由と1月の事故!【Bluenote】

クルーズ船乗客1人不明 中国人男性が転落か 長崎沖

寄港地迷走! コスタ アトランチカ 長崎出港後 ① 2020 02 01


 KTNテレビ長崎 4/25(土) 10:45
【速報】長崎での客船クラスター 乗組員全員の検査実施 新たに57人感染確認 計148人に
【クラスターが発生している長崎市の造船所に停泊中のクルーズ船で、乗組員57人が感染していることが25日新たに確認されました。

新型コロナウイルスのクラスターが発生しているのは、三菱重工長崎造船所香焼工場に停泊しているクルーズ船「コスタ・アトランチカ」です。

この船では今月20日以降、24日までに、あわせて91人の感染が確認されています。

623人にのぼる乗組員全員からの検体の採取が24日までに終わり、この船での感染者の数は148人となりました。】

 西日本新聞 2020/4/25 6:00
なぜクラスターに?長崎クルーズ船 91人感染、経路不明
【乗員下船時?要員交代時?

 長崎県は24日、長崎市の三菱重工業長崎造船所香焼工場に停泊中のイタリア籍クルーズ船「コスタ・アトランチカ」で、新たに乗員43人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。船内で発生したクラスター(感染者集団)は計91人となった。

「水際対策」徹底されず

感染経路は不明で乗員の一部は市街地に出掛けており、市民には市中感染の恐れが広がった。船を運航するコスタ社、岸壁を管理する三菱側の水際対策の不徹底が重大な結果をもたらした。

 長崎入港は中国での感染が深刻だった1月29日。上海で予定した修繕を香焼工場に変更し、2月20日~3月25日の工事後は4月末までの予定で停泊していた。

 かねて市民は停泊を続ける「不気味な船」に不安を抱いたが、三菱側は「乗員が船を下りることはない」などと説明していた。

 3月6日には国内の感染拡大を受けて県が三菱を通じて下船自粛を要請。だが福岡出入国在留管理局によると、15日からの1カ月間で乗員交代のため約90人が下船し、新たに約40人が乗り込んでいた。感染リスクは増え続け、クラスター(感染者集団)は起こるべくして起きた。】一部抜粋

 西日本新聞 2020/4/23 6:00
【関連】リスク高いクルーズ船受け入れ 乗員集団感染、水際対策に緩み
【動くホテルとも称される客船だが、乗員たちの多くは船底に近い狭い空間で寝泊まりする。そこが感染の温床になり得ることは「ダイヤモンド・プリンセス」の事例から明らかだ。

そもそもリスクの高い物件を市内の工場の岸壁に受け入れる以上、その中にウイルスを持ち込ませないことが肝要だった。

 三菱も当初は「乗員が船を降りることはない」などと説明していた。

 だが実際には、自由に下船して岸壁を歩く姿が工場作業員らに目撃されていたほか、チャーターバスやタクシーで市内に出掛けることもあったという。

 県が船外への外出自粛を三菱に求めたのは3月13日。感染拡大に備える改正新型インフルエンザ等対策特別措置法が成立した日だ。

国内全体では感染が広がりつつあったが、この時点で県内の感染確認はゼロ。そこにすべての関係者たちの「緩み」がなかったか。

 それを象徴するような場面がある。船内で初めて感染が確認された今月20日の記者会見で三菱側は「3月14日以降の乗り降りはない」と明言したが、22日の会見では一転し「船会社の判断で乗員の下船があった」と訂正。中村法道知事は「大変残念」と不快感を示した。

 もちろん、乗り降りには市内の医療機関への通院など必要な事情が含まれていることも理解はできるが、もたらされた結果が重大すぎた。

厚生労働省クラスター対策班の鈴木基・国立感染症研究所感染症疫学センター長は感染の経路について(1)船外に出た乗員が市内で感染(2)入れ替わりで乗船した船員が感染していた-という二つの可能性を指摘する。

 実は、船はアトランチカにとどまらない。同じ船会社の2隻が工場に停泊し、それぞれ669人と393人の乗員らがいる。現在は体調不良を訴える人もおらず、県福祉保健部の中田勝己部長は「対応は議論していない」としている。】一部抜粋


 KTNテレビ長崎 4/22(水) 18:50
新型コロナ クラスター感染のクルーズ船 なぜ長崎に停泊
【新型コロナウイルスの集団感染、クラスターが発生したクルーズ客船はなぜ長崎に停泊していたのか。

これまでの経緯を振り返ります。

コスタ・アトランチカはイタリアのクルーズ会社「コスタ・クロティエーレ」が所有する客船です。

623人の乗組員が船内にいますが乗客はおらず、長崎県などによると、ほとんどが外国籍の乗組員だということです。

元々は中国での修繕を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて断念。

三菱重工が受け入れを決めました。

1月、松が枝岸壁で物資を補給し、三菱重工の香焼工場岸壁に接岸。

2月20日から3月25日まで修繕が行われました。

全国での感染拡大を受け3月13日、中村知事は乗組員が船に乗ったり降りるのを自粛するよう要請していました。

それ以降、船は3月26日から翌27日まで松が枝岸壁に接岸したあと、いったん沖に出ました。

そして4月1日、再び香焼工場に戻っていました。

工場の近くでは4月に入ってから乗組員が工場と市中心部を何度も往復する姿が目撃されていて、不安の声が上がっています。

地域住民 「びっくりです、他人事だったので、心配です」

付近住民 「病院に勤めているので怖いですね」

付近住民 「三菱重工としても(クルーズ船を受け入れたことは)活性化のためには良いんじゃないか。修理費が入るから」

付近住民 「息子も三菱(重工香焼工場)にいるんですけど、ちゃんと(感染防止対策を)やってくれているそうで」

Q クルーズ船内の人との接触は?

「あんまり接触はしていないみたい」】