誰かが流さなければ、モルタルが勝手に流れ込むことはない。
流れ込んだのではなく、東電自身が、ある意図を持って(わざと)流し込んだのでは?



2014年12月、2号機トレンチに「最終手段」セメント注入=この時から一歩も前に進んでいないように見えるが・・

 2014年12月11日付 福島民友新聞
「最終手段」セメント注入 福島第1原発2号機トレンチ問題

【東京電力福島第1原発2号機の海側で電源ケーブルなどが通る地下道(トレンチ)に高濃度汚染水がたまっている問題で、東電は汚染水の抜き取りに向け、特殊なセメントを段階的に内部へ流し込み、トレンチをふさぐ手法に踏み切った。

 セメントで固めてしまえばトラブルが起きたとしても後戻りは難しく、ついに"最終手段"を投入した格好だ。少しずつ汚染水をくみ上げながらセメントの効果を見極めることが必須となる。汚染水の建屋からの流出やトレンチ内に残留する懸念が指摘され、東電が監視に万全を期し、慎重に作業を進められるかどうかが成否の鍵を握る。】一部抜粋


 2019年12月5日付 Yahoo!ニュース・共同通信 
原発建屋地下にモルタル流れ込む 福島第1、汚染水移送に遅れも
【東京電力は5日、福島第1原発の汚染水対策で、3号機タービン建屋海側にあるトレンチと呼ばれる地下道をふさぐ作業中、モルタルが建屋地下に流れ込んだと発表した。

東電は原子炉建屋以外の建屋地下に残る汚染水を2020年末までにくみ上げ、移送する目標を掲げているが、遅れが出る可能性がある。原因や流入量については調査中としている。

 東電は、3号機タービン建屋地下で、使えなくなった既設のポンプなどを新型ロボットで取り除き、新たにポンプを設置する方針。トレンチは汚染水漏えいの経路となる懸念があるためモルタルを使って埋設中。】