笹子トンネル崩落事故の真因は、老朽化でも点検ミスでもなく、安全無視 の欠陥設計。
確かに、点検ミスや老朽化も事故の一因ではあるが・・
羽田トンネル、吊り天井の金具破断を06年から放置 年内に撤去へ

もしも 万が一 を想定しない 安全無視の欠陥設計

重い天井を、下から金具で吊るす? 自然の摂理に反した設計が罷り通るなんて、
原発安全神話 が通用したのと同じくらい不思議な現象。

例えば、
2700度にもなる核燃料が1000度で溶ける圧力容器に・・メルトダウンは必然

例えば、ミス・ジコチョー が、笹子トンネル事故を調査したなら・・
もし 「ミス・ジコチョー」 が、一切の忖度なく 日航123便墜落事故の真相に挑めば・・


2012年12月4日付・当ブログ
笹子トンネル崩落事故、主因は“安全無視”の欠陥設計!?
【1トンもあるコンクリート板を天井から吊るし、その下を車が走行する・・
このコンクリートが崩落すればどんな惨劇が起こるか、小学生でも判ること。

 危険性を無視して、あえて断層の上に原発を建てた原子力ムラもそうだが、
いつか必ず抜け落ちるようなアンカーボルトでコンクリート板を吊るして、
強度は十分だと言う技術者の鈍感さ、想像力の無さ、自覚の無さには驚かされる。
あまりの低脳に呆れるー笹子トンネル事故

2015年12月27日付・週刊金曜日オンライン 
「笹子トンネル」事故の原因は「設計ミス」(明石昇二郎)

【2012年12月に発生した中央自動車道笹子トンネル(山梨県)の天井板落下事故。死亡した9人のうち男女5人の遺族らが中日本高速道路(名古屋市)と子会社に対し、計約9億1200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12月22日、横浜地裁(市村弘裁判長)で言い渡された。

裁判長は争点の過失責任について、「老朽化した設備の適切な点検を怠り、防げる事故を回避できなかった」と、ほぼ原告側の主張通りに認定した。
 だが、事故の原因について独自取材を進めると驚くべき事実が明らかになってきた。

同事故の発生を受け、国土交通省は事故調査委員会(トンネル天井板の落下事故に関する調査・検討委員会)を発足させる。事故から半年後の13年6月、国交省は事故調の報告書を公表した。

国交省事故調が打ち出した事故の再発防止策は、実に明快なものだった。高速道路か国道かを問わず、笹子トンネルと同じ仕様の吊り天井板は、「可能ならば、撤去することが望ましい」というものだ。

落下するものをなくしてしまえば、同様の事故の再発はありえない。コンクリート製の天井板をボルトと接着剤で固定して吊り下げるという設計(図参照)自体が最大の欠陥であり、事故原因だったことを、この再発防止策が示唆していた。

同時に国交省事故調は、天井板を撤去しない場合でも、天井板を固定しているボルトが抜けただけで多量の天井板が一気に落下することのないように、バックアップとして別の手段でも天井板を固定する対策を緊急に講じるよう、全国の道路管理者に求めた。

しかし、である。

国交省事故調は、最大の事故原因が「設計」の欠陥にあるとの判断を示すことはなかった。「材料の経年劣化」「施工」「点検・維持管理」のそれぞれにも問題があり、それらが複合して事故を招いた――というのである。

ならば、そうした問題に関わっていた全員が刑事責任を問われてもよさそうなものだが、そうなってはいない。明らかな過失によって9人もの死者が出ていながら、3年後の現在に至るまで、誰も刑事責任を問われないという異常事態に陥っている。】一部抜粋

笹子トンネル事故7年 慰霊式 「老朽化施設見直しの契機に」

時速100キロで走るクルマからひび割れを発見! 笹子トンネル事故を教訓にトンネル点検技術が進化


時事通信山梨・中央道トンネル崩落事故 写真特集








 Yahoo!ニュース・時事通信より
笹子トンネル事故7年で慰霊式 遺族「原因明らかに」―山梨
【中央自動車道笹子トンネル(山梨県)で天井板が崩落し9人が死亡した事故は、2日で発生から7年を迎えた。同県大月市では追悼慰霊式が開かれ、遺族は「どうしてこのような事故が起きたのか。本当の原因を明らかにして」と訴えた。
〔写真特集〕山梨・中央道トンネル崩落事故~12年12月、9人死亡~

 式はトンネルを管理する中日本高速道路(名古屋市)が主催。中央道下り線初狩パーキングエリア(PA)で営まれ、4月に建立された慰霊碑の前で、遺族らが手を合わせて犠牲者を悼んだ。亡くなった小林洋平さん=当時(27)=の兄俊介さんは、追悼の言葉で「苦しくつらい毎日だった。死亡届を書かされる父の背中や、好物の料理をひつぎに添える母の姿は忘れられない」と無念さをにじませた。
 宮池克人社長や事故後に入社した社員も参列。宮池社長は「深い反省と強い決意の下、さらなる安全性の向上に取り組む」と改めて再発防止を誓った。
 遺族や中日本高速の関係者らは式に先立ち、事故が起きた午前8時3分に合わせ、トンネルの近くで黙とうと献花を行い、犠牲者の冥福を祈った。】