税金・電気料金が原資の原発マネーが、原発関連工事を請け負う地元建設会社から、高浜町元助役と関西電力・八木誠会長らに還流?

原子力ムラの発する汚臭に反吐が出そうだ。

建設会社から発注者側に裏金?といって思い起こすのは九頭竜川ダム汚職事件、
石川達三が『金環蝕』として小説にし、映画化もされた。

大間原発の建設主・電源開発と自民党のDNA:九頭竜川ダム汚職事件
【この事件には、政権党の政治家の本質が顕著に現れている。
そして そのDNAは、アベ自民党にも脈々と受け継がれている。

池田勇人首相への政治献金を約束した鹿島建設と電源開発が結託して行った可能性があるとして、国会で田中彰治代議士が追及。だが、首相秘書官だった中林恭夫とこの問題を追及していたジャーナリスト、倉地武雄が不自然な死を遂げ、問題はうやむやになった。】

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九電関連工事2.9億円受注 川内再稼働同意の2県議、親族企業
【原子力安全対策等特別委員会に続する自民県議の親族会社が、川内原発の再稼動を申請している九州電力から2億9千万円・・

 こういう利益供与を贈収賄?と言うのでは??】

 東京新聞より
原発マネー還流か 関電会長らに1.8億円 福井・高浜町元助役から

【関西電力の八木誠会長(69)や岩根茂樹社長(66)、豊松秀己元副社長(65)を含む役員ら六人が二〇一七年までの七年間に、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役森山栄治氏(今年三月に九十歳で死亡)から、計約一億八千万円の資金を受け取っていたことが、金沢国税局の税務調査で分かった。複数の関係者が共同通信の取材に明らかにした。 

 森山氏は原発関連工事を請け負う地元建設会社から約三億円を受領していたことも判明。国税局に対し、関電側への資金提供について「お世話になっているから」と説明しており、工事費として立地地域に流れた「原発マネー」が経営陣個人に還流した可能性がある。

 関電広報室は二十六日夜、社内に調査委員会を設置して調べたとし「現時点では儀礼の範囲内以外のものは既に返却を完了した」とコメントした。

 八木会長は取材に「森山さんは地元の有力者で、原子力に対しても理解のある方。そういう意味でお付き合いがあった」と述べた。資金の授受については「広報に聞いてほしい」と繰り返した。岩根社長は「中元とか歳暮はあった。通常の付き合い以上のものはいけないという認識でお返しした」と話した。

 森山氏は一九七七~八七年、高浜町助役を務めた。

 複数の関係者によると、金沢国税局は昨年一月、高浜原発や大飯原発(福井県おおい町)の関連工事を請け負う高浜町の建設会社への税務調査に着手。この会社から工事受注に絡む手数料として森山氏へ約三億円の資金が流れていることが確認された。さらに森山氏の税務調査を進めると、森山氏が関電役員ら六人の個人口座に送金したり、現金を入れた菓子袋を関電側に届けたりしていたことが判明。総額は七年間で約一億八千万円に上る。

 工事経歴書によると、高浜町の建設会社は一五~一八年、原発関連工事を少なくとも二十五億円受注していた。

 森山氏は、受け取った約三億円を所得として申告していなかったため、金沢国税局は申告漏れを指摘し、追徴課税した。】

 福井新聞より
関電会長らに高浜町元助役から資金
【関西電力の八木誠会長(69)や岩根茂樹社長(66)、豊松秀己元副社長(65)を含む役員ら6人が2017年までの7年間に、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役(今年3月に90歳で死亡)から、計約1億8千万円の資金を受け取っていたことが、金沢国税局の税務調査で分かった。複数の関係者が9月26日までの共同通信の取材に明らかにした。


 元助役は原発関連工事を請け負う地元建設会社から約3億円を受領していたことも判明。国税局に対し、関電側への資金提供について「お世話になっているから」と説明しており、工事費として立地地域に流れた「原発マネー」が経営陣個人に還流した可能性がある。

 八木会長は26日夜、取材に対し、税務調査に真摯(しんし)に対応したとした上で「元助役は地元の有力者で、原子力に対しても理解のある方。そういう意味でお付き合いがあった」と述べた。資金の授受があったのかとの質問には「会社の広報に聞いてほしい」と繰り返した。岩根社長は「中元とか歳暮はあった。通常の付き合い以上のものはいけないという認識でお返しした」と話した。

 元助役は1977~87年、助役を務めた。当時から関電と深い付き合いがあり、退職後も町の顔役として影響力を持っていたとされる。

 複数の関係者によると、金沢国税局は昨年1月、高浜原発や大飯原発の関連工事を請け負う高浜町の建設会社への税務調査に着手。この会社から工事受注に絡む手数料として元助役へ約3億円の資金が流れていることが確認された。

 さらに元助役の税務調査を進めると、元助役が関電役員ら6人の個人口座に送金したり、現金を入れた菓子袋を関電側に届けたりしていたことが判明。総額は7年間で約1億8千万円に上り、スーツの仕立券などもあった。元助役は「関電にはお世話になっているから」と説明したという。

 工事経歴書によると、高浜町の建設会社は15~18年、原発関連工事を少なくとも25億円受注していた。

 元助役は、受け取った約3億円を所得として申告していなかったため、金沢国税局は申告漏れを指摘し、追徴課税した。

 高浜原発は3、4号機が17年6~7月に営業運転を再開。1、2号機も再稼働に向け、安全対策工事が進められている。】