おごる」という言葉がある。漢字の表記は、奢る、驕る、傲る、となる。まさに大に者と書いて「奢る」ということことが全てのような気がする。

つまり「おごる」とは、己を大きい者だと過信して、相手を見下し、贅沢に耽ることである。人が「奢る」結果どうなるか、と言えば、それは平家物語が説く如く、滅びの道に至ることになる。
平家物語の「奢り」について



5年ほど前、AKB人気絶頂の最中、民放キー局のスタッフは「いつまでも 続くと思うな AKB」と・・ 

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 Yahoo!ニュース・東洋経済オンラインより
山口真帆さん暴行事件の騒動に映るAKBの凋落
【昨年12月、新潟を拠点とするアイドルグループ「NGT48」のメンバーである山口真帆さんの自宅にファンが押しかけ、山口さんに暴行を加えた事件。今年1月になって山口さんが自身のTwitterやSHOWROOMで発信したことで発覚し、世間を巻き込む大きな騒動となった。

■「史上最低レベル」の説明会

 これを受けてNGT48の運営会社AKSが3月22日に開いた「第三者委員会の調査結果を受けての説明会」は、「史上最低レベル」だったといえるだろう。翌日のスポーツ紙には「しどろもどろ」「火に油」「運営大炎上」といった大きな見出しが掲げられた。

 それも当然だろう。第三者委員会と言いながらメンバーは“身内”の弁護士、ファンと「つながり」があったとされるメンバーは「不問」。「コミュニケーションを取る」と言いながら具体策はなし……と集まった報道陣の疑問に対してほとんど明確な返答を示すことができなかった。

 さらに被害者である山口真帆さんのリアルタイムツイートには“絶句”と、およそ当事者意識のカケラも感じられない内容だった。少なくとも報道陣と、ネットによる中継を見ていた視聴者はそう受け止めた。

 私が注目したのはスポーツ紙の「論調」が、かつてないほど運営に厳しくなっている点である。それはテレビの取り上げ方も同様だ。

 そしてメディアはいま、明らかにNGT48が属するAKB48グループから距離を置き、突き放そうとしているように思われる。

■「打算と忖度」で結びついてきたメディアとAKB48

 この10年間、スポーツ紙は、濃淡はあれどAKB48グループと“蜜月”だった。

 メンバーが写真集を出せば大きく取り上げ、選抜総選挙などのイベントも積極的に取り上げた。

 記事に取り上げれば売り上げが伸びるということもあっただろう。

 紙面に大きく扱われれば、朝の情報番組でも紹介される。握手商法によるCD売り上げも「連続ミリオン達成!」と報じられれば、視聴者には「人気のあるAKB」として情報がインプットされていく。

 こうしてできたメディアとAKB48グループの関係は「打算と忖度」で結びついてきたといえる。

 しかし今回は一斉に手のひら返しである。

 AKB48グループに限らず、一般的に人気絶頂のタレントはメディアも情報を欲しがるので、芸能事務所・運営と近づいて「仲良し」になるスタッフも必要になってくる。プロ野球でいえば番記者のようなものである。

 やがてそのスタッフは(人にもよるが)運営に食い込む一方で「代理人」のような動き方をするようになっていく。そういうケースも多い。

 ただ、スポーツ紙もテレビ局も全員が「人気絶頂スターの事務所、およびその担当スタッフ」を快く思っているわけではない。

■「いつまでも 続くと思うな AKB」

 事務所は、ともすれば人気を背景に「上からモノを言ってくる」ようになりがちである。そしてメディア側の担当者も、社内で幅を利かせるようなことがある。

 「ゴメン、そのネタはネガティブ情報だから扱わないで」「ゲストに呼ぶの、オレがいたから呼べたんだよ」と。

 いわゆる“カンチガイ”なのだが、そのような人物は当然社内で反発を食らう。私自身の話をしても、AKBをめぐって関係者に不愉快な思いをさせられたことは一度や二度ではなかった。さらに事務所への反発心も、メディア内には生まれる。

 5年ほど前に、民放キー局のスタッフ間でつぶやかれていた言葉がある。

 「いつまでも 続くと思うな AKB」

 これは局内のカンチガイ人間への反発として、そして運営への反感としての言葉だったのだろう。おそらくテレビ局だけではなく、どこのスポーツ紙にもそのような思いを抱いている人間はいたに違いない。】一部抜粋