東電&東芝の最初の間違いは、重要装置の製造を 疫病神・米WHに任せっきりにしたこと。

次の間違いは、3年の保管中 約30件の不具合を確認しながら、なんらの対策もせず放置してきたこと。

繰り返されるトラブルの根本原因は、規制委員長が「手抜きに見える」と指摘するように、
東電&東芝の当事者意識の欠如と、技術力・管理能力の欠如にあるのでは?

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福島第一3号機、核燃料取り出し4度目の先送り 問われる東電&東芝の管理能力

 福島民友ニュースより
燃料搬出装置でまた不具合 第1原発3号機、がれき撤去用機器
【東京電力福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールから燃料を搬出する装置でトラブルが相次いでいる問題で、東電は18日、新たにがれき撤去用のアームと吸引装置で不具合が見つかったと発表した。詳しい原因は分かっていない。

 東電によると、左右ある両方のアームを水平に伸ばした状態で電源を切ったところ、水平の状態を保てず間接部分が曲がってしまうことが判明。左側のアームでは、がれきをつかむ部分が開くことも確認された。

 吸引装置については、装置を水中に設置して絶縁測定した結果、漏電が見つかった。電源ケーブルに水が入った可能性もあるという。さらに、作業中に協力企業の作業員が装置の圧力センサーを移動させる際、誤って架台に接触。ケーブルを調べたところ漏電が確認されたため、東電は接触したことが要因の可能性もあるとみて調査している。

 3号機では今年3月以降、遠隔操作でプールから燃料を取り出す燃料取扱機と輸送容器をつるすクレーンでトラブルが頻発。東電は一連のトラブルを踏まえ、動作確認しながら機器の安全点検を進めており、今回の不具合を発見した。】

東京電力・ニュースリリース
2018年10月18日
福島第一原子力発電所3号機燃料取扱設備安全点検(動作確認)の取り組み状況について(169KB)


 産経ニュースより
燃料取り出しトラブル、東芝ESSが謝罪 福島原発3号機
【東京電力福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールから燃料を取り出す設備にトラブルが相次いでいる問題で、15日に開かれた原子力規制委員会の検討会に設備を納入した東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS)が出席し、畠沢守社長は「度重なる不具合で、復興のロードマップに多大な影響を与えてしまった」と謝罪した。

 同社はトラブルの原因について、装置を開発した米ウェスチングハウス・エレクトリックとの連絡不備や、部品メーカーの管理不足などを挙げた。また東電は検討会で、設備を東芝ESSの工場で3年間保管した際に約30件の不具合があり、社内の監査部門などから注意喚起されたにも関わらず、対策していなかったことを明らかにした。

 3号機の燃料取り出し開始は、国と東電の中長期ロードマップで「平成30年度半ば」とされていたが、設備の試運転を始めた今年3月以降、電圧設定のミスでクレーンが止まったり、雨水による腐食でケーブルが断線し、燃料取り扱い機が止まったりと不具合が続出。ケーブルに欠陥品が多数含まれていることも判明し、取り出しは年明け以降に延期されている】