海洋投棄が基本方針の東電・原子力ムラとしては、汚染水処理装置・ALPSを通過させたという実績?だけが必要で、浄化結果には興味がなかった?
確信犯・東電、2月にはタンク内汚染水から、トリチウム以外 ヨウ素129など検出

東電は、「ALPS運転初期にフィルターで不具合が起きたこと、平成25~27年度にフィルター交換頻度を下げ、処理量を増やすことを優先させていたこと」が原因と言うが・・
福島第1原発、タンクの大半で基準値超過 汚染水処理後の放射性物質 再浄化の方針

タンクの大半で基準値超過となる言い訳にはなっていない。
あくまで想像だが、ポンコツALPSで除去できたのは、フィルターに引っかかったヘドロ状の核物質だけなのでは?

でなければ、浄化後も8割で基準超。最大2万倍という結果にはならないだろう。

誰も本気で、未浄化汚染水を完全浄化しようとは思っていないようだが・・

その気になれば、ポンコツALPSでは取り切れないヨウ素129だって完全に除去できるし、原子力ムラが除去不能と主張するトリチウム水だって、間単に分離できる方法が・・
トリチウム水を流すなら東京湾に! それがいやなら、原子力ムラ未公認の完全分離法が・・

朝日新聞より
汚染水、浄化後も基準2万倍の放射性物質 福島第一原発

【福島第一原発の敷地内のタンクにたまる汚染水について、東京電力は28日、一部のタンクから放出基準値の最大約2万倍にあたる放射性物質が検出されていたことを明らかにした。今回分析した浄化されたはずの汚染水約89万トンのうち、8割超にあたる約75万トンが基準を上回っていたという。

 東電や経済産業省によると、多核種除去設備(ALPS)で処理した汚染水を分析したところ、一部のタンクの汚染水から、ストロンチウム90などが基準値の約2万倍にあたる1リットルあたり約60万ベクレルの濃度で検出された。東電はこれまで、ALPSで処理すれば、トリチウム以外の62種類の放射性物質を除去できると説明していた。

 東電は今後、汚染水の海洋放出などの処分法を決めた場合は、再びALPSに通して処理する方針も示した。タンクに保管されている処理済みの汚染水は現在94万トン。現状の処理能力は1日最大1500トンにとどまっており、再び処理することになれば、追加の費用や年単位の時間がかかるのは必至だ。

 基準値を超えた原因について、東電は、2013年度に起きたALPSの不具合で、処理しきれなかった高濃度の汚染水がそのまま保管されていることや、処理量を優先し、放射性物質を取り除く吸着材の交換が遅れたことなどを挙げている。今後、吸着材の交換時期を見直すなど対応を検討するという。ただ、今後も基準値超えの放射性物質が検出される可能性は否定できないと認めた。

 東電は、こうした測定値をホームページで公表していたが、積極的には説明してこなかった。「掲載しただけで満足していたのは大きな反省点」としている。

 今年8月に福島県などで開かれた経産省の公聴会では、汚染水の中にトリチウム以外の放射性物質があることに批判が集まっていた。】

 NHKニュースWEBより
福島第一原発の処理汚染水 8割以上が基準超の放射性物質

【福島第一原子力発電所の敷地にたまり続けている汚染水を処理したあとの水について東京電力は、8割以上の75万トンで放射性物質の濃度が環境中に放出する際の基準を上回っていたという推定結果を明らかにしました。

このうち複数のタンクでは、放射性物質を処理する設備の不具合で基準の2万倍近くに達しているとみられる放射性物質もあるということです。

東京電力は事故の2年後からこうした放射性物質を処理する設備を運用してきましたが、発電所全体のリスクを下げるために、濃度の基準にこだわらず運用した時期があったとしています。】一部抜粋