被爆者の高齢化で、いずれヒロシマの惨劇を語り継げなくなる現実。

 しかしVRで再現できれば、間接的に見聞きするだけでなく、疑似体験することで、
より原爆の非人間性を実感できる。

唯一の被爆国・日本と、唯一の核投下国アメリカは、核兵器禁止条約に反対したが・・
【広島平和記念公園の「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから」という文言、
過ちを犯した者たちを断罪せずに「過ちは繰り返しません」と誓っても虚しいだけ。

罪に問われ刑に服した者でさえ、過ちを悔いず再び同じ罪を犯す例も数多くある。
まして罪を問われなかった犯罪者なら尚更、平気で「同じ過ちを繰り返すだろう。】

 それにしても悔やまれるのは・・
「終戦の詔書」せめて後10日、昭和天皇の決断が早ければ・・
【せめて後10日早ければ・・
唯一の戦争被爆=ヒロシマ・ナガサキで、一瞬にして二十数万の一般市民を殺害、
三十数万人を被爆させた人体実験は実行されず、

 絶大な効果?は実証されず、その後の米ソの、核開発競争も起きなかったかも知れない。

 もし「終戦の詔書」が後5ヶ月早ければ、
本土決戦を遅らせるため捨石にされた沖縄で、県民の四人に一人が犠牲になることも、
沖縄にだけ米軍基地を押し付けられることもなかったかも知れない】

関連記事
いつか来た道・・ 自衛隊の活動拡大と憲法/NHKスペシャル
ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ  問われなかった 人の道に外れた罪
核には正義と悪が?北朝鮮、核保有国が牛耳る安保理決議に違反し・・

 Yahooニュース・AbemaTIMESより
 「あの地獄と極力似た状況を」 “原爆投下直後”の広島をVRで再現、被ばく者の思いを繋ぐ高校生たち


【8月6日、広島に原爆が投下されてから72年が経過する。

 被爆者の平均年齢は80歳を越え、当時を知る世代が年々減少している。こうしたなか、高校生が映像や音を使った最新技術を使って、記憶を語り継ごうとしている。その取り組みを『けやきヒル’sNEWS』(AbemaTV)が取材した。

一番つらいのは遺体の映像を制作する作業、眠れない夜も


 取り組みを行っているのは、広島県立福山工業高等学校の計算技術研究部の生徒たち。部活動でバーチャル映像を作る彼らが今回テーマに選んだのは、「原爆投下直後の広島」だ。

1945年8月6日午前8時15分。アメリカ軍の爆撃機が広島に原子爆弾を投下。一瞬にして街は消え、14万人以上の命が奪われた。

 今回彼らは、最新のVR技術を使って原爆投下直後の広島を再現しようという。「原爆というものを全然知らなかったので、想像にならないように資料をしっかり見て作るということを心掛けている。でもやっぱり難しいですね」と話すのは、中心となって制作にあたる部長の平田翼さん(18)。計算技術研究部の部員は現在13人で、原爆の被害に逢った人が身の回りにいない生徒ばかりだ。

実際に、“広島市内・爆心地から半径300メートルの様子”を体験した楪(ゆずりは)リポーターは、「足元にはご遺体が再現されています。建物も何も残っていません。午前8時15分なのに爆心地はこんなに暗かったんですね」と、リアルな映像への感想を述べる。

 一番つらいのは、原爆によって命を奪われた遺体の映像を製作する作業だという。平田さんは「むごいっていうんですかね。やっぱり、少し心が重くなりますね。亡くなられた方の映像を作っていいのかなという思いはあったんですけど、“誰かが作るべきなのかな”と。“じゃあ僕が作ろう”という思いになった」と話した。遺体の映像製作は葛藤の日々で、眠れない夜もあったという。

  中   略
 
 平田さんたちは今後、原爆投下前の広島も再現しようとしており、彼らが伝えたい“ヒロシマ”は、来年夏の完成を目指している。平田くんは、「僕たちが受け取ったバトンは次の世代に引き継いでいきたいので、できるだけ頑張って原爆の恐ろしさを伝えていきたい」と話した。】一部抜粋