原発は、経済性を失った危険なだけの過去の遺物。

ゾンビ・WHが再建不能となれば、親会社・東芝も〝悪夢〟にうなされずに済む。

半導体事業売却が暗礁に乗り上げつつある 瀕死の東芝にとっては朗報だろう。

しかし東芝には、英原発事業という もう一つのお荷物が・・
東芝、英原発事業 引き受け手現れず? 止む無く158億円追加出資

韓国電力公社が心変わりせず、英原発事業を肩代わりしてくれれば、万々歳なのだが・・
東芝に朗報=英原発事業、韓国電力公社が肩代わり。韓国型原発モデルの採用で・・

 日本経済新聞より
米電力会社、WH原発2基建設を断念 WH再建に痛手
【米電力会社スキャナ・コーポレーションは31日、サウスカロライナ州で米原発大手ウエスチングハウス(WH)が建設を担っていた原発2基の建設を断念すると発表した。従来想定より建設コストが大幅に膨らむ見通しとなり、異例の建設途中での中止に踏みきる。WHにとって原発ビジネスの機会損失となり、経営再建に向けての足かせとなりかねない。

 「あらゆる角度から見直したが困難な結論に達した」。31日の発表文でスキャナのケビン・マーシュ最高経営責任者(CEO)は建設断念は苦渋の決断であることをにじませた。

 断念したのはスキャナがサウスカロライナ州政府が所有する電力会社サンティ・クーパーと共同で運営するVCサマー発電所の原発2号機と3号機の建設。WH製の原子炉「AP―1000」を採用し、WHは建設作業も請け負っていた。13年に着工し、既に建設工事の進捗率は約半分に達していた。

 建設断念の理由は建設費用の高騰だ。

 スキャナが31日に公表した資料によると、従来計画では2号機の稼働時期は19年8月、3号機は20年8月だったが、WH破綻後に建設工事の詳細な検証を実施した結果、2号機は22年12月、3号機は24年3月と3年以上遅れる見通しとなった。

 数千人規模の作業員の追加人件費が膨らむなど、建設費用も合計159億ドル(約1兆8000億円)と計画当初の約98億ドルに比べ2倍近くになる試算となった。追加建設コストをWHが負担する固定価格制度が、WH破綻に伴い適用できなくなり、解体などにかかる費用約49億ドルを考慮しても現時点で建設中止したほうが、株主や顧客などにとってダメージは少ないと判断したという。

 「原発2基の建設中止の決断に失望した」(WHの31日の発表文)。原発のビジネスは建設後の補修・整備などのアフターサービスで長期間稼ぐモデルなだけに、WHにとっては米国内での貴重な収益機会の損失となり、経営再建にも暗い影を落とす。そうした不安を払拭するためか、WHは同日、WH製原子炉建設を決めた米電力大手のサザン・カンパニーから長期のサービス受注を獲得する意向を示した。

 東芝は既に7月28日にスキャナとVCサマーの原発2基の建設事業を巡る債務保証額の上限を21億6800万ドル(約2400億円)で合意しており、今回の建設中止に伴う追加的な損失は発生しない見通し。】