イスラム憎し?のトランプ米大統領も支持する 排他主義者・極右ルペン候補を、
対立するイスラム過激派・ISが応援する筈がない?

 しかし、パリ銃撃事件で誰が一番得をしたかを考えれば、ISを影で操る?勢力が筋書きを書いたと疑うのが、犯罪捜査の常道だろう。

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 NHKニュースWEBより
仏大統領選 銃撃事件は右派に有利との見方も
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【混戦の様相を見せているフランスの大統領選挙の投票日を目前に控え、首都パリで警察官が殺傷される銃撃事件が起きたことから、選挙では治安対策の強化などを訴えてきた右派の候補に有利に働くという見方も出ていて、有権者の判断が注目されます。

今月23日に1回目の投票が行われるフランスの大統領選挙は、極右政党・国民戦線のルペン党首、中道で無所属のマクロン前経済相、中道右派の共和党のフィヨン元首相、それに、急進左派の左派党のメランション元共同党首の4人が競い合う展開になっています。

こうした中、パリ中心部で20日夜、男が警察官に向けて発砲し、1人が死亡、2人がけがをする事件が起き、選挙にどのような影響を及ぼすのかが焦点になっています。

パリ・スクールオブビジネスのフレデリック・アンセル教授は「事件を受けて、投票する候補者を変える人も出てくるだろう。その場合、有利になりうるのは治安対策の強化やイスラム過激派との戦いを前面に打ち出しているルペン氏やフィヨン氏だ」と述べ、治安対策の強化を訴えてきた右派の候補に有利に働く可能性があるという見方を示しました。

トランプ大統領「選挙に大きな影響」

フランスで男が警察官に向かって発砲し3人が死傷した事件を受けて、アメリカのトランプ大統領は21日、ツイッターに、「パリでテロリストによる攻撃が再び起きた。フランスの人々はこれ以上耐えられないだろう。大統領選挙に大きな影響を与える」と書き込み、今回の事件が23日に投票が行われるフランス大統領選挙に影響するという見方を示しました。

また、トランプ大統領はAP通信のインタビューに対し、今回の事件がフランス大統領選挙でテロ対策の強化を訴える極右政党・国民戦線のルペン党首を後押しする可能性があると指摘したということです。】一部抜粋

Bloombergより
パリのシャンゼリゼ通りで銃撃、3人死傷-テロ事件として捜査
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【フランスの首都パリのシャンゼリゼ通りで20日夜(日本時間21日未明)、男が発砲し、警察官1人が死亡、2人が負傷した。銃撃犯は射殺された。パリの観光名所であるシャンゼリゼ通りは事件後に封鎖された。フランス当局はテロ事件として扱っている。
  過激派組織「イスラム国(IS)」がIS系メディアのアマク通信を通じて犯行声明を出した。同通信によると、発砲した男は「アブ・ユスフ・アルバルジキ」で、ベルギー出身だとした。この情報をフランス当局は確認していない。

オランド仏大統領は司法相と内務相との会合後、「現時点でわれわれが入手している情報はテロリストとの関連を示唆している」と説明。選挙を控え、厳重な警戒態勢を敷いていると述べた。主要閣僚による会議を21日午前8時(日本時間午後3時)に開く。発言は現地テレビで放映された。

 世論調査会社オピニオンウェイの政治担当ディレクター、ブリュノ・ジャンバール氏は、今回の事件が第1回投票の結果に影響を与える可能性があると分析。極右政党・国民戦線(FN)党首であるルペン氏が特に注目されると述べた。

  仏内務省のスポークスマン、ピエールアンリ・ブランデ氏が記者団に語ったところによると、20日夜の銃撃犯はシャンゼリゼ通りで警察車両の隣に車を寄せ、降車した後に発砲した。撃たれた時、警察官らは車両内または車の脇に立っていた。男はその後、走って逃走したが射殺された。オランド大統領によると、通行人1人も襲われた。

  モラン検事は捜査が行われていることを理由に容疑者の身元を明らかにしなかった。BFMテレビによると、男は警察に

知られていた人物で、AFPによれば警察はパリ郊外の住宅を捜索している。】一部抜粋