東芝を破滅寸前まで追い込んだ疫病神・WH。
東芝が生き残るには、これ以上の出血を防ぐ事が最低条件。そのためのWH破産。

 WHを破産させれば、親会社保証・約8000億円の支払い義務が生じる。
逆に言えば、他に親会社保証を付けた案件がなければ、たった8000億円で疫病神・WHと縁切り出来るということ。

 このまま疫病神・WHと共に無間地獄に落ちることを考えれば、8000億円の出費など安いものだろう。

 他に膿がなく、8000億円で膿を出し切って、まだ余力が残っていればの話だが・・

 毎日新聞より
「WH破産も選択肢」東芝は米原発リスクを断ち切れるか
【東芝が子会社である米原子力大手ウェスチングハウス(WH)について、「破産法検討」「破産法選択肢」といった報道が大手紙などで相次いだ。原子力事業で2年間に1兆円近い損失を出したことを考えれば、ウェスチングハウスの破産申請が検討されても驚きはない。もしそうなったらどんな影響があるのか。

原発建設で追加損失の不透明感

 東芝がウェスチングハウスの破産申請をする場合、新たな損失が発生するリスクを遮断することに狙いがある。東芝はウェスチングハウスの原発建設で、すでに7125億円の損失計上を迫られた。原発建設を発注した電力会社と、ウェスチングハウスとの間の契約は複雑な部分が多く、今後、さらに建設費が膨らむのではないかとの不透明感が強い。それを断ち切る狙いだ。

 一方、ウェスチングハウスを破産に持ち込むと、東芝が親会社として保証している債務約8000億円の支払い義務が生じる。これは東芝が電力会社への損害賠償も含めて推定している金額だ。実際に破産になれば、想定外の賠償を求められることがあるかもしれず、読み切れない部分もある。

半導体事業の売却の成否で変わる展開

 東芝は2016年12月末時点で1912億円の債務超過に陥った。ウェスチングハウスの破産申請をした場合の親会社保証が加われば、債務超過額もそれだけ増えてしまう。
 東芝は債務超過の穴埋めに、半導体メモリー事業の分社化・株式売却を進めている。毎日新聞は2月28日朝刊1面で、半導体事業の株式を100%売却する場合、最大2兆5000億円前後の資金調達を見込んでいるとの記事を掲載した。
 それだけの資金が手に入れば、東芝の選択肢の幅も広がってくる。ウェスチングハウスのチャプター11申請の有無も含め、入札の成否が今後の展開のカギと言えそうだ。】一部抜粋