地震調査委員会が公表した2016年1月1日時点での 熊本の「30年確率」は7・6%だったが、
「30年確率0・99%」の函館で震度6弱。熊本は7・6%だったが・・
特集には、熊本地震を起こした日奈久断層帯の30年以内の発生確率は最大16%、
大分での連鎖地震の震源?別府-万年山断層帯で、文科省による重点調査との記述も・・
そして 今日の西日本新聞には、熊本地震、未知の断層関与か 九州大教授ら可能性指摘 との記事。
「災害は忘れた頃にやって来る」「備えあれば憂いなし」と言うが・・
同じく、1年前の特集 「九州の活断層の現状」(4)福岡県内の死者想定1000人超では、
福岡沖地震を取り上げている。
未知の断層関与が疑われる熊本地震、日奈久断層帯と連なる断層群に隣接する川内原発も、対岸の火事と油断していると・・
震度6弱・639ガルでも止らない設定だった!?川内原発をM6・8クラスの直下型地震が襲えば・・
関連記事 イタリア中部でM6.2の地震、少なくとも10人死亡 建物多数が倒壊
西日本新聞より
「九州の活断層の現状」(5)日奈久断層帯、発生確率は全国一
【九州では警固断層帯以外でも、大きな地震が想定されている活断層がある。
文部科学省が公表している主要断層の長期評価(今年1月時点)によると、全国187断層のうち、30年以内の発生確率が最大16%と全国で最も高いのが、日奈久断層帯の八代海区間(約30キロ)だ。熊本県水俣市や芦北町などの沖に位置している。
ちなみに1995年に発生した阪神大震災の発生直前の確率は0・02~8%だった。これと同等以上の断層は現在、全国に10カ所あるという。文科省は2013年2月、今後30年以内にマグニチュード(M)6・8以上の大規模な地震が起きる確率を初めて地域別に算出した長期評価を公表した。第1弾は九州だった。発生確率は九州北部7~13%、中部18~27%、南部7~18%で、九州全体でみると30~42%。17の主な活断層の活動状況に基づいて算出し、対象地域の活断層が多いほど確率が高まる。
九州の主要活断層は4~5カ所に集中している。一つは警固断層帯など福岡県内に南北に走る各断層。九州中部では、大分県の別府-万年山断層帯、長崎県の雲仙断層群、熊本県の日奈久断層帯など。九州南部は九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)に近い、市来断層帯などがある。
別府-万年山断層帯は14年度から、13年度まで行われた警固断層帯のように、文科省による重点調査が進められている。"http://www.nishinippon.co.jp/feature/attention/article/156892" target="_blank">特集「九州の活断層の現状」(5)日奈久断層帯、発生確率は全国一
【九州では警固断層帯以外でも、大きな地震が想定されている活断層がある。
文部科学省が公表している主要断層の長期評価(今年1月時点)によると、全国187断層のうち、30年以内の発生確率が最大16%と全国で最も高いのが、日奈久断層帯の八代海区間(約30キロ)だ。熊本県水俣市や芦北町などの沖に位置している。
ちなみに1995年に発生した阪神大震災の発生直前の確率は0・02~8%だった。これと同等以上の断層は現在、全国に10カ所あるという。文科省は2013年2月、今後30年以内にマグニチュード(M)6・8以上の大規模な地震が起きる確率を初めて地域別に算出した長期評価を公表した。第1弾は九州だった。発生確率は九州北部7~13%、中部18~27%、南部7~18%で、九州全体でみると30~42%。17の主な活断層の活動状況に基づいて算出し、対象地域の活断層が多いほど確率が高まる。
九州の主要活断層は4~5カ所に集中している。一つは警固断層帯など福岡県内に南北に走る各断層。九州中部では、大分県の別府-万年山断層帯、長崎県の雲仙断層群、熊本県の日奈久断層帯など。九州南部は九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)に近い、市来断層帯などがある。
別府-万年山断層帯は14年度から、13年度まで行われた警固断層帯のように、文科省による重点調査が進められている。】
熊本地震、未知の断層関与か 九州大教授ら可能性指摘
【熊本地震の前震(4月14日)と本震(同16日)に、今まで知られていなかった断層が関与していた可能性が、清水洋九州大教授(地震学)らの調査で浮上している。これまでは前震を日奈久断層帯が引き起こし、隣接する布田川(ふたがわ)断層帯が誘発されて本震を発生させたと考えられていた。複数の断層帯が入り組む場所は全国に点在しており、連鎖地震のメカニズム解明は他の地域での予測にも活用できそうだ。
前震の震源地から北東方向と、本震の震源地から北方向に未知の断層
九州大は熊本地震後、他の大学と共同で設置した地震計のデータを基に、震源の特定や断層の動きを詳細に調査してきた。その結果、前震の震源地から北東方向と、本震の震源地から北方向に未知の断層が存在する可能性が出てきた。
マグニチュード(M)6・5の前震については、文部科学省の地震調査委員会が日奈久断層帯の北東「高野-白旗区間」が動いて発生させたと認定している。清水教授らの調査では、同区間から外れた北東側の一帯でも別の断層が動いた形跡を確認。一方、同区間が動いて発生させたのは、15日未明の余震(M6・4)だったとみられるという。
本震(M7・3)の震源は、15日の余震より北側の熊本県嘉島町内と認定されている。清水教授によると、ここを起点に小さな断層破壊が北側に続いており、南北に数キロにわたって走る断層があると考えられるという。この断層の動きが、東側にある布田川断層帯に影響を与えて被害が広がったと推測する。
清水教授は「断層帯が複雑に入り組む地域では、特に詳細な調査や観測が必要だ。断層間の連鎖のメカニズムを解明し、予測につなげたい」と話している。】
「30年確率0・99%」の函館で震度6弱。熊本は7・6%だったが・・
特集には、熊本地震を起こした日奈久断層帯の30年以内の発生確率は最大16%、
大分での連鎖地震の震源?別府-万年山断層帯で、文科省による重点調査との記述も・・
そして 今日の西日本新聞には、熊本地震、未知の断層関与か 九州大教授ら可能性指摘 との記事。
「災害は忘れた頃にやって来る」「備えあれば憂いなし」と言うが・・
同じく、1年前の特集 「九州の活断層の現状」(4)福岡県内の死者想定1000人超では、
福岡沖地震を取り上げている。
未知の断層関与が疑われる熊本地震、日奈久断層帯と連なる断層群に隣接する川内原発も、対岸の火事と油断していると・・
震度6弱・639ガルでも止らない設定だった!?川内原発をM6・8クラスの直下型地震が襲えば・・
関連記事 イタリア中部でM6.2の地震、少なくとも10人死亡 建物多数が倒壊
西日本新聞より
「九州の活断層の現状」(5)日奈久断層帯、発生確率は全国一
【九州では警固断層帯以外でも、大きな地震が想定されている活断層がある。
文部科学省が公表している主要断層の長期評価(今年1月時点)によると、全国187断層のうち、30年以内の発生確率が最大16%と全国で最も高いのが、日奈久断層帯の八代海区間(約30キロ)だ。熊本県水俣市や芦北町などの沖に位置している。
ちなみに1995年に発生した阪神大震災の発生直前の確率は0・02~8%だった。これと同等以上の断層は現在、全国に10カ所あるという。文科省は2013年2月、今後30年以内にマグニチュード(M)6・8以上の大規模な地震が起きる確率を初めて地域別に算出した長期評価を公表した。第1弾は九州だった。発生確率は九州北部7~13%、中部18~27%、南部7~18%で、九州全体でみると30~42%。17の主な活断層の活動状況に基づいて算出し、対象地域の活断層が多いほど確率が高まる。
九州の主要活断層は4~5カ所に集中している。一つは警固断層帯など福岡県内に南北に走る各断層。九州中部では、大分県の別府-万年山断層帯、長崎県の雲仙断層群、熊本県の日奈久断層帯など。九州南部は九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)に近い、市来断層帯などがある。
別府-万年山断層帯は14年度から、13年度まで行われた警固断層帯のように、文科省による重点調査が進められている。"http://www.nishinippon.co.jp/feature/attention/article/156892" target="_blank">特集「九州の活断層の現状」(5)日奈久断層帯、発生確率は全国一
【九州では警固断層帯以外でも、大きな地震が想定されている活断層がある。
文部科学省が公表している主要断層の長期評価(今年1月時点)によると、全国187断層のうち、30年以内の発生確率が最大16%と全国で最も高いのが、日奈久断層帯の八代海区間(約30キロ)だ。熊本県水俣市や芦北町などの沖に位置している。
ちなみに1995年に発生した阪神大震災の発生直前の確率は0・02~8%だった。これと同等以上の断層は現在、全国に10カ所あるという。文科省は2013年2月、今後30年以内にマグニチュード(M)6・8以上の大規模な地震が起きる確率を初めて地域別に算出した長期評価を公表した。第1弾は九州だった。発生確率は九州北部7~13%、中部18~27%、南部7~18%で、九州全体でみると30~42%。17の主な活断層の活動状況に基づいて算出し、対象地域の活断層が多いほど確率が高まる。
九州の主要活断層は4~5カ所に集中している。一つは警固断層帯など福岡県内に南北に走る各断層。九州中部では、大分県の別府-万年山断層帯、長崎県の雲仙断層群、熊本県の日奈久断層帯など。九州南部は九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)に近い、市来断層帯などがある。
別府-万年山断層帯は14年度から、13年度まで行われた警固断層帯のように、文科省による重点調査が進められている。】
熊本地震、未知の断層関与か 九州大教授ら可能性指摘
【熊本地震の前震(4月14日)と本震(同16日)に、今まで知られていなかった断層が関与していた可能性が、清水洋九州大教授(地震学)らの調査で浮上している。これまでは前震を日奈久断層帯が引き起こし、隣接する布田川(ふたがわ)断層帯が誘発されて本震を発生させたと考えられていた。複数の断層帯が入り組む場所は全国に点在しており、連鎖地震のメカニズム解明は他の地域での予測にも活用できそうだ。
前震の震源地から北東方向と、本震の震源地から北方向に未知の断層
九州大は熊本地震後、他の大学と共同で設置した地震計のデータを基に、震源の特定や断層の動きを詳細に調査してきた。その結果、前震の震源地から北東方向と、本震の震源地から北方向に未知の断層が存在する可能性が出てきた。
マグニチュード(M)6・5の前震については、文部科学省の地震調査委員会が日奈久断層帯の北東「高野-白旗区間」が動いて発生させたと認定している。清水教授らの調査では、同区間から外れた北東側の一帯でも別の断層が動いた形跡を確認。一方、同区間が動いて発生させたのは、15日未明の余震(M6・4)だったとみられるという。
本震(M7・3)の震源は、15日の余震より北側の熊本県嘉島町内と認定されている。清水教授によると、ここを起点に小さな断層破壊が北側に続いており、南北に数キロにわたって走る断層があると考えられるという。この断層の動きが、東側にある布田川断層帯に影響を与えて被害が広がったと推測する。
清水教授は「断層帯が複雑に入り組む地域では、特に詳細な調査や観測が必要だ。断層間の連鎖のメカニズムを解明し、予測につなげたい」と話している。】