原子力ムラは、福島原発事故で 地震が原因での配管破断を認めていないが・・
規制委が義務付けた 重大事故想定の訓練では、地震で配管が破断 冷却水が失われたと想定。

 津波襲来以前に、配管が破断されていなければ・・3基同時のメルトダウンに至らず、死の灰の大半を吐き出した2号機のサブチャンバーも破裂せずに済んだ可能性も・・

 重大事故想定の訓練も大事だが、その前に 原子炉と配管の接続箇所が大地震に耐えられるか、
無数にある 支えのない中空の配管がねじれに耐えられるか、小型模型でも造って実証実験しなければ、とても安全・安心とは言えない。

 配管が破断しても、冷却水が失われないシステム、例えば瞬時に原子炉ごと水葬状態にできるとか、そんな仕組みも必要では?

 日立・GE連合がアメリカで新設する原発には、電気を使わずに重力で注水する機能が・・
日本の新・規制基準が世界一と自認するなら、フェールセーフに徹した注水設備の設置を義務付けるべきでは・・
※ 米国:原発新設を3年ぶり認可 フェルミ原発には重力で注水する装置が・・

 NHKニュースWEBより
川内原発 きょうから重大事故想定した訓練
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【新しい規制基準の下で初めて再稼働する見通しの鹿児島県の川内原子力発電所で、27日から4日間、重大事故を想定した大がかりな訓練が行われます。福島第一原発の事故のあと国の検査に新たに加えられた訓練で、九州電力にとって再稼働に向けた大きな関門になります。

 東京電力福島第一原発の事故を踏まえて作られた新しい規制基準では、重大事故に備えた対策が義務づけられ、川内原発では非常用の設備や機器が増設されました。

 これらを使って適切な事故対応ができるかを確認する大がかりな訓練が、来月、再稼働する見通しの1号機で、27日から行われます。

 訓練は、配管の破断などで冷却水が失われるなか、緊急時に原子炉に注水するポンプが動かず、20分足らずで核燃料が溶け始めるという厳しい想定で行われます。

 事故を収束させるまでのシナリオを4日間に分け、発電所の所員や協力会社の社員、合わせて52人が、大容量の発電機やポンプなど非常用の設備を使って放射性物質の大量放出を防ぐ緊急対応に当たります。作業はそれぞれ手順や時間が定められ、原子力規制委員会の検査官がマニュアルに沿って行われているかや、所定の時間内に終わるかを検査します。】